2004年07月31日

長嶋監督の英断?

長嶋監督断念、アテネ五輪行かない(日刊スポーツ)
 脳梗塞でリハビリ中のアテネ五輪日本代表の長嶋茂雄監督(68)が、8月15日に開幕する同五輪の指揮を見送る意向を固めたことが30日、明らかになった。長嶋監督は3月に倒れて以降、必死のリハビリを続け順調に回復しているが、このほど医師団と現場指揮について協議。大事を取ることを決めた。ただし長嶋監督は、関係者に4年後の北京五輪やW杯で指揮をとることに前向きな姿勢を見せている。野球への情熱は依然、衰えておらず、将来を見据えた前向きな「決断」といえそうだ。
 やっと決断しましたか。ゆっくりと療養してくださいよ。それにしても、もう北京五輪でリベンジ計画ですか…いやはや、それがほんとなら、困ったもんです。誰も頼んじゃぁいないのにね。

■「フォー・ザ・フラッグ」ってな陳腐なスローガンを掲げるだけあって、「お国のため」って言ってる政治家に似てるよ。自分がいなくなった方がよっぽど国のためになるって自覚がまるでないんだよね。

■正式に長嶋監督のアテネ行き中止が発表された場合でも、監督登録は変更せず、あくまで「長嶋ジャパン」で戦う方針で、五輪本番でも、中畑清ヘッドコーチが監督代行として指揮を執る見通し…なんだとか。まさしく、フォー・ザ・ミスターな状況ですね。


■と、言っていたらこんな記事が…
9月いっぱい「はぴひる」うちきる…一茂の不安的中(夕刊フジ)
長嶋一茂(38)が磯野貴理子(41)、田中律子(32)らと司会を務めるTBS系昼のバラエティー「はぴひる」(月−金曜正午、写真)が9月いっぱいで打ち切られることがわかった。この春の番組スタートからわずか半年での“戦力外通告”に、アテネ五輪を目前に控えた一茂の父・長嶋監督(68)もガックリか!?
 息子が「戦力外通告」受けちゃっったよ。まぁ、あの番組…企画もタレントも魅力がないからね。そら生き残れませんよ。


2004年07月28日

民主党・政策綱領採択

■米民主党が政策綱領採択 同盟再構築など国際協調前面に(朝日新聞)
 米民主党の全国党大会は2日目の27日、大統領選で党の公約となる政策綱領を採択した。ブッシュ政権の外交政策を「外交手段を尽くす前に力に走った」と批判、国際協調重視の姿勢を前面に掲げている。「テロリズムの打破」を最優先課題に掲げ、(1)同盟時代の再構築(2)新たな脅威に対応するための米軍の近代化(3)外交、情報、経済力、価値・理念といった蓄積の展開(4)中東産石油からの自立――の4原則を打ち出した。経済政策では雇用創出を重視し、税制や通商協定の見直しを提言している。

(略)

 民主党は、それでもなお改善しない米欧関係に狙いをつけている。

 綱領では「20世紀を通じて米国の最も信頼できる同盟国は欧州諸国だった」として、米欧関係を悪化させたブッシュ政権を批判。「民主党は大西洋諸国の協力関係を再活性化する」として欧州連合(EU)との関係強化や北大西洋条約機構(NATO)の軍事的貢献拡大を図る考えを示し、違いを強調する。日米関係については「日本との強い関係を維持し、さらに協力を進める道を探求しなければならない」と1行分言及しているだけだ。

(略)

 雇用創出のために、税制面では、海外に雇用を流出させる米企業への優遇税制を廃止し、米国内で雇用を創出する企業への減税実施を提案。通商面では、既存の通商協定の完全な見直しを打ち出した。具体的には、中国の労働者に対する人権侵害と為替操作の調査、ハイテク企業の新機軸を守るための制度改革、米通商法の強化策などを挙げる。さらに重要な輸出市場の貿易障壁を撤廃すると表明し、日本の自動車市場や中国のハイテク市場を例に挙げた。

 ブッシュには負けて欲しい。だが、ケリー大統領になれば、極めて良好である日米関係が悪化する可能性が強い。ジャパン・バッシング/ジャパン・パッシングの時代に逆戻りだ。それでも、集団的自衛権の行使を認めさえすれば、同盟関係は強化できると考えるべきなのか?

 さて、毎日にこんな記述が…

■ケリーさんを大統領候補に選ぶ…(毎日新聞/近事片々)
 クリントン前大統領は「日本や中国から多額の借金をしているから、両国の不公正な通商政策の是正を迫れぬ」と訴えた。軍事がだめなら経済で強硬な国益追求?

2004年07月26日

27時間テレビの感想

■前半だけ書いておくのは気持ち悪いので、昨日の続きをてきとーに…まぁ、テレビはただついていたってだけで、そんなに見ていたわけでもないのだが。

■笑福亭鶴瓶 VS FNS名物社員
 素人いじりのコーナー。トークもそんなに面白くない。昨年の鶴瓶ちんぽ露出事件をネタにする。くっだらねぇと思うが、こういう笑いを取りにいくとこは好感が持てる。にしても、「べぇ〜、べぇ〜」って、いったいいつまで「トリビアの泉」を引きずるつもりだろうか。

■めざましテレビスペシャル
 内容は良くも悪くも、論評に値しない。

■笑っていいとも!増刊号
 う〜ん、まぁまぁかな。太田光が面白かった。

■爆走数取団レディーススペシャル
 数取りや相撲リアクションはつまらないが、トークはまずまず。開き直ったのだろうか、生放送ではなく露骨なまでに収録。

■FNS全国一斉期末テスト
 たいしておもしろ解答じゃないのに、笑いにしようと必死だった。ぜんぜん笑えなかった。いじり方が強引だし、つまんないよ。面白い解答を期待した意図的な問題だし、あざとさも目立った。サガテレビの藤井広幸という人が、「サマージャンボ・バカ」。泣かれちゃったら、視聴者が引いてしまうので、この人にして笑いにもっていったという感じだろう(「バカ」にいじめ的要素を与えないことがこの企画の生命線だ)。で、佐賀ということで、はなわ 登場。「SAGA」ならぬ「BAKA」…安易すぎ。その後、浜口優が「プロのバカ」のトップになり、「伝説の男・ガッツ石松伝説」の替え歌。はなわ じゃなくて、作家が書いたものだろう。どちらも、スタッフのカンペがちょくちょく映っており、面白かった。


■サザエさんスペシャル/磯野家に中居とナイナイスペシャル
 声優って難しいんだなぁ…と思わせただけ。中居&ナイナイ、違和感ありまくり。あとは通常のサザエさん。

■ボクシング中継/メチャオキ ダイアモンドグローブ「具志堅用高VS岡村隆史」
 個人的には、まるでいらないコーナー。なんで、こんなとこで「感動」を欲しがったのかなぁ…かなり不満。「笑い」を追求するのが今回の趣旨じゃないのか。…やっぱ「感動」がないと「いい番組」にはならないのだろうか。
 岡村だけヘッドギアつけて、ダウンは何度でもOK。もう想像がつくよ…岡村がダウンしても立ちあがって戦いつづける。「岡村は27時間起き続けて、この試合にのぞむ」って、しつこいくらい「感動」の伏線を張ってたしね。はいはい、感動感動。こんな単純なシナリオじゃぁ、感動できるはずもない…って、私が歪んでるだけか?

■グランドフィナーレ
 加藤浩次のマラソン…オチは数パターン予想していた。
@ゴールできない
Aゴール(到着地点)がお台場じゃない。
Bゴールの瞬間が中継されていない/忘れられている。
 で、どのパターンでも、最後はすべて加藤がキレる。結局@が正解で、山本圭壱といつものケンカコント。
 加藤の嫁(緒沢凛)も登場したが、なぜか号泣していた。で、ゴールしたときに読む予定だったという手紙を嫁が読んだ時、加藤が涙目だったのに、引く(あそこは感動するところだった?)。まぁ、その後、「ゴールしてないからね!」と必死に笑いを取りにいってごまかしたが。
 最後、義父の深野正一さん登場。「深野さんオチ」は『めちゃイケ』を見ている人だったら、わかっていたと思う。加藤に深野さんを絡ませないてはないからね。


■まぁ、今回はそれなりによかったが、もっと笑いを追及していって欲しかった。ともかく、「感動」路線に回帰しないことを望む。あと、キャスティングはフジテレビの番組出演者に偏らせるべきじゃないと思う。

2004年07月25日

27時間テレビ

■フジテレビ系列の「'04FNS27時間テレビめちゃ×2オキてる!楽しくなければテレビじゃないじゃーん!!」をちょこちょこ見ている。今年は、めちゃイケ色が強いようだ。

■今年は総合司会に、ナインティナイン(岡村隆史・矢部浩之)と中居正広、1980年代のフジテレビのキャッチフレーズを再現し、初心に返って27時間徹底的に「お笑い」にこだわるという。中途半端に感動を追及するよりも、よっぽどいいと思う(でも、ボクシングで感動狙ってる感もあるが)。

■以下、前半の視聴日記…

■FNS全国一斉期末テスト
看板企画。「サマージャンボバカ」の不名誉な称号を与えられるのはどの局か?って言うんだけど、まるで期待はしてない。何がおもしろいわけ?

■27時間100キロマラソン
24時間テレビのパロディ。加藤浩次(極楽とんぼ)が27時間ぶっ続け100キロマラソンに挑戦(…と言うけど、TBS『スーパーサッカー』に出演して、途中5時間ぐらい中断)。まぁ、確実に笑いを取りにいくことは間違いない。その手法が見物だね。まぁ、加藤が徹底的にコケにされて、キレるってパターンになりそうだ。ゴール(お台場)に到着できないってオチになりそうだが。

■クイズ生マジオネア
これまた『めちゃイケ』のコーナー。しょぼいネタのくせに、大げさにリアクションをとって、やや鼻につく。
@ロンブーの田村淳が某芸能人に四股浮気されたというネタ。
Aネプチューンの堀内健の「井川遥ネタ」。
B岡村隆、COWCOWと女子大生3×3合コン。

■@に関しては、深夜の「かま騒ぎ」でヒントがあった。与えられたキ−ワードは「共演者」「足」 …とくれば、「ばっちりチリ足」の坂下千里子だろう(その後、複数のblogで指摘されており、間違いないようだ)。これは坂下にとって、芸能界にいるうえで、致命傷になるのではないか。


■真夜中の大かま騒ぎ
『めちゃイケ』の「恋のかま騒ぎ」。今田耕司、雨上がり決死隊、DonDokoDon、ガレッジセール、ココリコ、品川庄司、ロンドンブーツ1号2号、ネプチューン、FUJIWARA、よゐこ、山本圭一など中堅芸人が勢ぞろい。これに、明石家さんま が加わる。いやぁ、笑わせてもらった。今田が抜群によかった。ネプチューン、よゐこ、とか吉本ばかりでやりにくそうな印象だった。もっと見たい。


■ザ・ココイチテン!
全く本業の役に立たない、「無駄な」歌唱力を持つ芸人たちが歌うというコーナー(他の番組でも彼らが歌う場面は何回も見ており、「無駄」であるはずもないのに)。序盤は真面目に歌っていたが、徐々に壊れていく。ココリコ遠藤はおもしろかった。私は「中居オチ」を予想したのだが、内村光良が大嵐浩太郎を名乗り登場。「笑う犬」のキャラなのだろうが、それほどおもしろくならなかった。


■はねトビメンバーも27時間!
「はねるのトびら」のメンバーが場つなぎで登場する。まぁ、「めちゃイケ」と同じ製作スタッフだし、フジの看板お笑い番組になりつつあるからね。あまりおもしろくない印象だが、必要性はあるのだろう。

■SMAP
歌&「中居がいないSMAP」というボケ。何が楽しいのだろうか。ただ、テレビ朝日の『スマステーション3』の中継が入ったらしく、それは見てみたかった(寝てた)。

■生・笑わず嫌い王 with とんねるず
言うまでもなく、『とんねるずのみなさんのおかげでした』の「食わず嫌い王」のパロディー。お笑い芸人のネタ見せだね。くりぃむしちゅーが出ていたのは記憶していたが、途中で寝ちゃった。まぁ、とんねるず嫌いだし、別にいいや。さまぁ〜ず は見たかった。ちなみに、結果は木梨憲武がB21スペシャル、石橋貴明が山本圭一だったらしい。

■すぽると!スペシャル
中居正広・山本圭壱・遠藤章造が斎藤雅樹と勝負…か。つまらなそうだな。

■さんま・中居の今夜も眠れない
途中から見始めた。さんま が「いい女」をランキングにして紹介。ナイナイも加わっていたので、期待も少ししたが、つまらなかった。

2004年07月24日

リベラルの会

集団的自衛権行使に反対の民主党若手、勉強会発足へ(読売新聞)
 集団的自衛権の行使反対を「旗印」に、民主党の若手議員が政策勉強会「リベラルの会」(仮称)を発足させることが23日、明らかになった。8月2日に国会内で設立総会を開く。

 旧社会党出身の横路孝弘・前副代表に近い生方幸夫、大出彰両衆院議員や、近藤昭一、平岡秀夫、西村智奈美各衆院議員らが発起人となり、衆院当選3回以下、参院当選2回以下の議員に参加を呼び掛けている。

 設立趣意書では、〈1〉憲法9条の精神を世界に広め、生かす〈2〉自衛隊は専守防衛に徹する〈3〉日本は集団的自衛権は行使せず、国連を中心とした集団安全保障の確立を目指す――などを目的に掲げている。党内では、「憲法改正の議論に向けて、9条改正慎重派が動き出した」との見方も出ている。
 民主党があぶなっかしい方向を向いているんで、まぁ、期待したい。で、これから憲法論議が盛んになっていくことだろうが、民主党は大丈夫なのだろうか?「国連中心」というごまかしで乗り切るつもり?


■まぁ、やや関連するが、朝日新聞/社説「中川議員――情けない外圧頼み」。アーミテージ米国務副長官が「憲法9条は日米同盟の妨げの一つになっている」「軍事力の展開ができなければ国連安保理の常任理事国入りは難しい」と発言したことに関して、中川秀直を批判している。
 もっとも、この件でアーミテージ氏を責めるのは筋違いかも知れない。むしろ問題は中川氏の振る舞いにある。

 日本の政治家たちは盛んに「アーミテージ詣で」をする。握手し、選挙区向けの写真を撮り、もっぱら日本に対する期待や要求を聞く。中川氏も自分がアーミテージ氏に何を主張したのかを記者団に語っていない。そんなことはどうでもいいかのようだ。ならば、これは議員外交どころか、ただの御用聞きである。

 中川氏にはもともと、アーミテージ氏から改憲を望む発言を引き出そうという狙いがあったのかも知れない。実際、アーミテージ氏の発言は、中川氏が国内の改憲論議を紹介する流れのなかで出た。それを報道させてみずからの「外交成果」としたい気持ちもあったに違いない。だが、そうであれば、これこそ情けない外圧頼みではないか。

 「日米同盟の妨げ」発言には、さすがの小泉首相も「現行憲法のなかで良き同盟関係を形成している」と語った。常任理事国入り問題では、細田官房長官らが「平和憲法の下で国際貢献をし、常任理事国になる」と、火消しに躍起だ。

 政府内には、中川氏が紹介したアーミテージ氏の発言は正確さを欠くという指摘もある。もしそうなら、国の重い課題をいかにも軽く扱う政治家らしからぬ姿勢がなおのこと問われる。
 そりゃ、さぞかし新しい「押しつけられた憲法」が欲しいのでしょうね。

自殺者過去最悪・小泉悪政?

■おととい・昨日あたりのネタだが…

■自殺者が過去最悪 「経済苦」急増8897人 警察庁、昨年まとめ(産経新聞)
 昨年一年間の全国の自殺者は三万四千四百二十七人と、前年に比べて二千二百八十四人(7・1%)増加し、統計を取り始めた昭和五十三年以降で過去最悪となったことが二十二日、警察庁のまとめで分かった。三万人を超えたのは六年連続となった。負債や生活苦といった「経済・生活問題」が動機とみられる自殺者も過去最悪の九千人近くに達しており、不景気やリストラなどの影響を色濃く反映している。

 「経済・生活問題」は、平成九年まで千人台から三千人台で推移していたが、十年になって六千人台にまで急増。十一年以降も増えつづけ、昨年は八千八百九十七人に上った。

 内訳は、「負債」が五千四十三人と最多で、「生活苦」の千三百二十一人、「事業不振」の千四十一人、「失業」の六百十人、「就職失敗」の百八十三人、「倒産」の九十六人などが続く。経済問題での自殺の九割以上を男性が占め、五十歳代前後の中高年の自殺が目立っている。

 「経済・生活問題」以外の動機では、「健康問題」が一万五千四百十六人、「家庭問題」が二千九百二十八人、「勤務問題」が千八百七十八人などとなっている。

 自殺者全体のうち、男性が72・5%を占め、年齢別では、六十歳以上が全体の33・5%を占め、五十歳代(25・0%)、四十歳代(15・7%)、三十歳代(13・4%)の順と大半が働き盛りの中高年男性が目立つ。
 

■こうなると、赤旗を読みたくなる。で、不謹慎にも笑わせてくれる記事…
 不況・失業・高金利…小泉悪政の犠牲者
 全国クレジット・サラ金被害者連絡協議会・本多良男事務局長の話

 「経済・生活問題」が動機の自殺は、一日平均二十四人が亡くなっていることになります。リストラにあい、失業し、生活苦からサラ金で借りて、ヤミ金まで借り、「家を燃やす」などと脅され命を絶った人が後を絶ちません。

 不況、失業、高金利を当然としてきた自民党・公明党連立の小泉悪政の犠牲者です。怒りで涙がこぼれます。

 サラ金の利用者に「高金利」って批判されても…


■ちなみに、悪政をしいた小泉さんはと言うと…
「あまり悲観的に思わないで、頑張ってほしい。できるだけ少なくなる対応が必要だが、なかなか特効薬がなくて困っている」
「自殺の事情は経済だけではないが、経済状況を改善していく努力をこれからも続けたい」
 …と語っている。経済状況を改善していく努力、って一体、これまでどんな努力をしてきたんだ?で、これからどうするつもり?

読売不買運動

渡辺オーナーに北風…ネットで「読売不買」運動(夕刊フジ)
 球界再編への反発に端を発した「読売新聞不買運動」が拡大の兆しを見せている。2リーグ制維持を唱えるセ・リーグ5球団の結束の前に巨人は孤立しており、この逆風に渡辺オーナーはどう出るのか。

 現在の“反渡辺オーナー”の動きは、ネット上を中心に展開されている。ネットウォッチャーによると、ここへきて「読売新聞不買」を訴えるスレッドやブログが乱立。その数は数十にもおよび、日増しに拡大する傾向にあるという。

 我がブログもこの運動に賛同したい。って言っても、うちは読売新聞を取っているわけじゃない。スタンスの違いは理由にはならないが、私はアンチ巨人ですから(まぁ、その延長線上で「ざまぁみろ!」と賛同してる部分が大きいわけだが)。

 さて、「読売不買運動」。その有効性はというと、やはり疑わしいだろう。
 もっとも、ネット上の不買運動については、専門家の間でもその実効性を疑問視する声が多い。前出の森氏(森一矢/ネットジャーナリスト)は「影響力という点では非常に低いですね。ネット上のアンケートなどでは圧倒的な数字が集まりますが、実際に新聞の購読をやめるかとなると、それほどでもない。昨年のオールスターゲームでは、ネットの呼びかけで中日の川崎投手に大量の組織票が入りましたが、これは、パソコンの画面が目の前にあるからこそできることで、これらの人は実際に投票はがきを書くようなことはしない。今回の騒動もそれと同じでネット上では騒いでいても、それがリアルの世界に反映することはほとんどない」と話す。

 さらには、読売をとってる人って、それほど巨人に嫌悪感を持たない人だろうし、この運動に乗っかろうという人は、アンチ巨人が多いのではないか。

 まぁ、メディアが取り扱って煽れば、企業イメージは確実に悪化するだろう。大きくなればなるほど、ナベツネに声が届くってものだろう。


■それにしても、なぜナベツネは1リーグに固執するのだろう。パ・リーグ側との談合で決めてしまったのだろうか。プロ野球の私物化じゃないか。まぁ、これだけ巨人の影響力が強ければ、自分中心に回っていると思ってもしょうがないのか。

■1リーグ制になって、どのようなメリットがあるのか。私には理解しかねる。多彩な対戦カードが増えるのは魅力の一つかもしれない。だが、その新鮮さもやがて消えうせるだろうし、代償として、オールスターや日本シリーズは魅力を失うこととなる。なぜ1リーグ制がよいと思うのか、ナベツネは自らの口できちんと説明すべきだ。

■って、ナベツネだけを悪者にしても、何も始まらないわけだが。

2004年07月21日

動物愛護の精神?

■クレーンゲームにハムスター 都が行政指導(毎日新聞)
 東京・新宿に今春オープンしたゲームセンターが、クレーンゲームの景品にハムスターやミドリガメを導入したところ、都動物愛護相談センターから「生き物を使うのは好ましくない」と行政指導を受けた。店側は、その後景品をドラ焼きの模型に替えたが、「指導を受けたからでなく、当初そろえたものがなくなったから」と説明している。生物を景品としたゲームは今では珍しくはなくなったが、その是非は?【山本浩資】

 関西に本社があるこの店は5月下旬、オープンし、約10台のクレーンゲームがある。6月に入って、景品をハムスターとミドリガメにしたゲーム機を1台ずつ置いた。ミドリガメのゲームは、金魚なども一緒に泳ぐ水槽の中のミドリガメを直接クレーンですくう。ハムスターを景品にしたゲームは、CD用のケースをつり上げると、ゲーム機の中のハムスターと交換できる仕組みだった。

 ハムスターは当初、1匹ずつ虫かごに入れられ、ゲーム機の中に積まれていた。「かわいそうだ」と客からの通報を受けた都センター職員が今月12日、店を視察して指導した。これを受けて店側は風車や水飲み場、小屋がついた30センチ四方ほどのかごをゲーム機内に置き、その中にハムスター2匹を入れる形に変えた。

 ハムスターがなくなった段階でおもちゃのドラ焼きに替え、ミドリガメも今は景品にしていない。店側は「指導後はペットショップと同じ展示に変えた。ハムスターをつり上げるゲームではなかったので、動物虐待には当たらない。他店との違いを出すための売り物だった」と説明した。

 都センターは「動物愛護法の精神に反する。ゲーム機の中で飼われていること自体が適正ではない」と、今後も同様のケースは避けるよう求めていく方針だ。

 ◇伊勢エビでは愛護団体抗議

 生き物を景品にしたクレーンゲームでは、00年に伊勢エビを景品としたものが人気を呼び、動物愛護団体が製造会社やゲーム店に抗議した例がある。


■う〜ん、どうなんでしょうねぇ。元来、私は「動物愛護」なるものに極めて懐疑的でありまして、これについても別にいいじゃんって思うわけです。お金で商品として取り扱われているのと、景品になっているのとではやっぱ違うわけ?展示環境の違い?いったいどういった違いなのだろう?

■まぁ、ミドリガメをすくうのは一見、残酷のように思えるけども、じゃぁ、何で「金魚すくい」は許されているのだろう? だって、弱らしているって意味では、ミドリガメの比じゃないよ。夏祭りのシーズンが到来する…都動物愛護相談センターは、まず「金魚すくい」で稼いでいる者に行政指導すべきだ。

2004年07月20日

放送法改正/辛坊治郎・不勉強はどっち?

■放送法:自民が改正を検討 政治的公平の削除狙う」(毎日新聞 2004年7月20日)
 自民党が、メディアの政治的中立を定めた放送法を改正する方向で検討を始めた。同法の「政治的公平条項」を削除し、党の見解などをアピールする専用チャンネルを設けたり、特定の政治的立場にある放送局でも新規参入を認めることが狙い。8月中にも放送法改正案をまとめ、秋の臨時国会に議員立法での法案提出を目指す。公明党にも同調を呼びかける考えだ。

 自民党では昨年9月の総裁選や同11月の衆院選に対する報道への不満から、党幹部が特定のテレビ局に「出演拒否」した経緯がある。党内には今年初め、CS放送に独自のチャンネルを開設し、党の広報番組を24時間独占放送する構想も浮上した。しかし、放送法の「政治的に公平であること」(第3条の2)に違反する疑いがあり、具体化しなかった。

 しかし、参院選で獲得議席が民主党を下回ったことを受け、党内には「メディアの姿勢を批判するだけでは足りない。もっと党をPRする方法を考えるべきだ」(13日の総務会)などと、メディア戦略の見直しを求める意見が再燃。放送法自体の改正に向け、所管する総務省などと具体的な調整に入った。

 政治的公平条項がなくなれば、政治報道は各局の自由裁量になる。米国では87年、視聴者が多様な意見に接触する機会を確保するため、連邦通信委員会(FCC)の規則から「公正原則」(フェアネス・ドクトリン)を削除。各局は原則として政治的中立性にとらわれずに報道できるようになっている。

政党間で格差も 同条項を削除すれば、将来、各党が独自の広報チャンネルを開設することは可能だ。しかし、7月の参院選でも社民党が資金不足などから、テレビCMを制限しており、専門家の間では「日本で放送局を新設できるのは、大企業や大政党に限られてしまう」と、政党間格差が広がりかねないとの懸念が根強い。【中田卓二】


◇権力監視を果たせ

 放送問題に詳しいジャーナリスト、坂本衛氏の話
 政権党がメディアに批判されるのは当然で、それに真摯に対応する必要がある。自前のテレビ局を作りたいために放送法を改正するとしたら、本末転倒ではないか。ただ、法改正によって、いろいろな立場の放送局ができること自体は悪くない。テレビ局は、権力の監視という役割を果たすために、もっと政治的な主張をしていいと思う。


◇政権与党への監視弱まる

 自民党が検討を始めた放送法の「政治的公平条項」削除は、実現すれば政権与党に有利なメディア状況を作り出す懸念がある。

 放送行政は、政府から独立性の高い電波監理委員会が担当していた戦後の一時期を除き、一貫して総務省(旧郵政省)が放送免許の交付や更新などの権限を行使してきた。議院内閣制の下、トップの総務相は、国会で多数を占める政権与党の議員が就任している。このため、放送の自由を掲げる放送法の制約があるとはいえ、政府・与党と放送メディアはもともと微妙な関係にある。ある民放幹部は「政府や自民党との関係を日ごろから良好にしているから、5年ごとの放送免許の更新もスムーズにいく」と明かす。

 テレビ局の開設は利権が絡んできたこともあり、ローカル局では自民党関係者が役員となったり、株を所有したりするケースが少なくない。過去にはテレビ局側から自民党への政治献金も社会問題になった。

 現状のままで「政治的公平条項」を削除することは、公権力の監視を求められる放送メディアの機能を弱めることにつながりかねない。【臺宏士】


■今朝の「ズームイン!!SUPER」(日本テレビ)で、これについて言及し、辛坊治郎(読売テレビ・解説委員)が「書いた記者は不勉強だ。私の本でも読んで勉強した方がよい」とまで言い切っていた。いわゆる「椿発言」(民法連の会合で、テレビ朝日の椿取締役報道局長が「非自民政権が生まれるよう報道するよう指示した」と発言したと産経新聞が報じて、波紋を広げた)を持ち出して、与党に有利になることはありえないと主張。むしろ、与党批判が増えると指摘していた。

■だが、これはあまりにも短絡的な見方である。そもそも、彼はこの記事(紙面とネット記事が同じ内容かは知らないが…)をきちんと読んだのだろうか?これは単純に「政治的公平条項」を削除するという話ではない。あくまでも「党の見解などをアピールする専用チャンネルを設けたり、特定の政治的立場にある放送局でも新規参入を認めることが狙い」なのであって、そのために「公平性」という足かせを外そうという動きなのである。

■自民党は多数の政治資金・支持団体、さらには与党として行政機関を有している。メディアを抱え込むことなど容易いことなのである。先の参院選では、メディアが「逆風」を起こした。首相のメディア批判もそういった思いからであろう。名ばかりの「公平性」よりも、自らがメディアに介入して、独自のメディア戦略を妨げている放送法を改正しようとしても、なんら不思議なことではない。

■読めという彼の本、『TVメディアの興亡―デジタル革命と多チャンネル時代』集英社新書はアメリカのメディアを取り扱っているらしいが、現在のアメリカメディアと政治の癒着関係が何を生み出しているか、まるで理解していないようだ。

TVメディアの興亡―デジタル革命と多チャンネル時代
集英社

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■「不勉強」というコメントを聞けば、辛坊の言うことが正しいと視聴者は思うかもしれない。だが、きちんと記事を読めば、どちらが不勉強かは明白である。


■「反自民」をかかげるメディアも民主党の息がかかれば、政治報道の自由を失うことになる。そして弱小政党はますます「二大政党」の間に沈んでいってしまう。記事にもあるように「公権力の監視を求められる放送メディアの機能を弱める」のである。

■記事中の坂本衛には賛同できる。「無党派層」なるものを生み出しているのは、メディアが「公平」な報道をしているからで、政策軸を意識する機会がないからだと思う(どの政党でも同じ、って意見もこれに起因すると思う)。「公平性」などというのはNHKにでもまかせればいい(NHKですら疑わしいのだが)。問題なのは、どうやって政治とメディアの癒着を断ち切るかということだ。

2004年07月19日

暴れん坊将軍

■「暴れん坊将軍」(テレビ朝日)が再放送しており、なつかしくて、ついつい見てしまった(私はおばあちゃんっ子だったため、よく一緒に見ていた)。徳川吉宗が城下町に出て悪者を成敗するって荒唐無稽な話である。『水戸黄門』同様、将軍(副将軍)がそんなことするかよってツッコミもあるものの、それ以上に、よくもまぁ江戸にたくさんの悪人がいるものだなぁと感心している。

■あらためて思うのは、「暴れん坊将軍」は本当に「暴れん坊」ってことだ。幼い頃から、うすうす気づいていたのだが、将軍様が「暴れる」必要性はまるでないのである。わざわざ自らが「成敗」しなくても、悪事を見つけたら、役人にひっとらえさせればいいはずだ。しかも、上様の主観的な思い込みによって、「成敗」するからたちが悪い。

■悪者の部下などとばっちりもいいところだ。彼らは奉行所などの役人であり、何ら悪いことはしていない。将軍様に刃向かったのも、「上様の名を語る不届き者」と聞かされたからであって、上司の命令を忠実に遂行しているにすぎない。そんな真面目な役人を「成敗」と称して斬り捨てるとはなにごとだろうか?いったい無法者はどっちだと問いたい。

■無実の役人が悪者の部下というだけで、理不尽に「成敗」される。上様に斬られる者は峰打ちだからまだマシだが、お付の物(忍び)は真剣でばっさりといく。つまり、命を奪うのだ。斬られた者らにも、当然、家族がいたはずである。将軍は、コネのある町人の理不尽には耳を傾けるくせに、斬られた無数の役人の命などどうだっていいらしく、その家族へと想像力を働かせる様子もまるでない。

■結局、将軍は暴れたいだけであり、小役人の悪事など自分のモチベーションを高めるものでしかない。江戸の町を荒らし回っているのは、まさにこの「暴れん坊」である。トップがこれじゃぁ、江戸の町に悪事がはびこるはずである。


■そういえば、この極悪将軍、「マツケンサンバ」というふざけた歌を出しており、どういうわけか好評らしい。一刻も早く誰かが成敗すべきだ。

読売新聞/大量破壊兵器

■読売新聞がまた強弁してるのでメモ…

■読売新聞/社説[大量破壊兵器]「検証すべき『情報』の深刻な欠陥」
 イラク戦争の正当性まで否定するものではないだろう。しかし、米英両国政府にとっては、手痛い失点である。

(中略)

 イラク戦争について言えば、フセイン政権が、安保理決議を履行してさえいれば、回避できたはずである

 フセイン政権は、イラク・イラン戦争や国内クルド人弾圧で、化学兵器を実際に使用した。湾岸戦争の停戦後には、国連査察の結果、核兵器や生物兵器も秘密裏に開発中だったことが判明した。大量破壊兵器の廃棄を検証しようとした国連の査察も、再三にわたり、拒否した

 戦争を招いた責任は、フセイン政権にあったと言うべきだ。日本が米英を支持したのもそのためだ。

 米英の情報機関が政権上層部の圧力を受けて、イラク攻撃を正当化するために情報を意図的に歪曲したのではないか、とも疑われていた。これには、両報告とも「証拠はなかった」としている。

 だが、大量破壊兵器に関する不確かな情報に依存していたことが明らかになった今、ブッシュ、ブレア両政権は、自らの信頼性が揺らいでいるという現実を真摯に受け止めねばならない。率直に事実関係を説明することも必要だろう。

 最重要課題であるイラク再建と「テロとの戦い」を進める国際協調を損なわないためにも、それは必要だ。



■参考までに…「正しかった米英の歴史的決断」(読売新聞/社説,2003年4月11日)
 わずか三週間で、米英軍は、フセイン・イラク政権を崩壊に追い込んだ。圧倒的な軍事力で、バグダッドを制圧した米軍兵士を、首都住民は「解放者」として歓迎した。

 長期にわたる圧政から解き放たれた人々の様子からも、米英の選択が正しかったことが証明された、と言えるだろう。イラク戦争について、まずその点を確認しておく必要がある。

 イラクへの対応を巡り、国際社会は分裂した。大量破壊兵器という、世界の平和と安全にとっての重大な脅威を武力で排除しようとする米英と、国連による査察の続行を主張する仏独露が対立し、国連安保理は機能不全に陥った。

 しかし、湾岸戦争以降の十二年間、フセイン政権は、国連決議を無視し、あるいは小出しの協力ポーズで乗り切ろうとするなど、大量破壊兵器放棄を明確にしなかった。米英が、武力行使に踏み切ったことは、勇気ある決断だった。


 無茶苦茶だ。「圧政に苦しんでいる」と見なせば、超大国アメリカには攻撃する権利があるらしい。大量破壊兵器の不保持の証明って、どうやってやれば認めてもらえたわけ?今にもアメリカが攻めようと息巻いてる時に、軍事機密をすべて明かすってのは、かなり勇気がいるよなぁ…少なくとも、小心者のフセインにそれを求めるのは無茶だよ。

 国連を軽視する国を、読売は許せないらしい。イスラエルについても、さぞかしお怒りなのでしょうね。あと、最も国連を軽視しているのはアメリカだと思うんですが。

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「もし、当たったら…」などと、思わせぶりなタイトルを付けたわけだが、Seesaaにメリットを還元する力がない…

とりあえず、今まで以上に、ブログしっかり書きます。。。
だから、是非、私にください。



【追記 2004/08/13】

 トラックバックを送信して応募するというものだった。3名が当選というのだが、168名が応募したらしい。
 で、なんと当選。すごい確率。

 「ブログしっかり書きます」と書いた以上、がんばるしかない。


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 届いた本の感想…

 BLOGを始める人向けの本。

 ブログとは何か?から始まり、ウェブログサービスの紹介、さらには、MovableTypeやblosxom,Wordpressなど自分で設置する方法なども紹介している。
 しかし、サービス・ツールの比較した一覧表がないのは残念。長所・短所の掲載がないのは致命的だ。このサービスはこういった特色があるが、このような難点がある…ってな感じでさ。

2004年07月16日

プロ野球再編問題

■【解説】「2リーグ存続」への揺り戻し(毎日新聞)
 唐突とも思える「2リーグ存続」への揺り戻し。だが、旗振り役となった阪神の野崎勝義球団社長は以前から「プロ野球繁栄のためには12球団の共存共栄が必要」という持論を持っていた。

 13日に開かれた阪神球団の定例役員会で、野崎社長と星野仙一オーナー付シニア・ディレクター(SD)は猛烈に「1リーグ反対」を訴えたようで、久万俊二郎オーナーは「野崎君は人が変わったようだった。久しぶりに若い者にやられた」と語り、2リーグ維持への方向転換を示した。

 「13日に球団としてのコンセンサスを得た」という野崎社長は翌日に、私見として(1)交流試合の実施(2)完全ウエーバー制に近いドラフト制度の導入(3)フリーエージェント権取得期間の短縮−−などの具体案を発表。“言い出しっぺ”を待っていたかのように、15日になってセの4球団が賛意を示した。

 一連の動きを見ると、共存共栄の理想論の陰にセ5球団の「そろばん勘定」も見え隠れする。1リーグになれば1試合1億円と言われる巨人戦の放映権料減収は必至。特に観客数減少に悩む広島などは死活問題に近い。

 引き金は、7日のオーナー会議で西武の堤義明オーナーが明かした「もう一組の合併話」ではなかったか。予想以上に急激に加速した1リーグへの動きに、球団によっては既得権益への企業防衛を図った可能性も捨て切れない。

 野崎社長は当面、交流試合を軸に5球団で案をまとめる予定。だが、これだけでは1リーグ移行を要望するパの球団を翻意させる材料としては弱い。「球界の盟主」を自負する巨人と徹底抗戦を図るか、どこかで折り合いをつけるかも見えにくい。しかしながら、5球団が世論の支持を受けてリーダーシップを発揮すれば、プロ野球の魅力ある発展への道筋ともなり得る。



■巨人戦が減るうえに、パ・リーグの不人気球団との対戦が増える…球団経営にダメージを与えるのは確実だ。世論にのっかかって、既得権益を守ろうとするのは、当然の行動といえる。

■「結局、巨人依存体質か…」と嘆いてしまうが、その一方で、経営者の側から具体的な提案がでてきたのは歓迎すべきことだ。交流試合などパリーグ側への歩み寄りも見られる。大いに検討すべきだろう。

■ナベツネ(渡辺恒雄/巨人オーナー)の暴走のせいで、「1リーグ制」自体が悪者になっている。連日の報道ではあたかも「ファン」が「1リーグ制」に反対しているような印象をうけるが、これが正しいとは思わない。

■冷静になればわかることだが、「1リーグ制」に関して、「ファン」が完全に「NO」と言っているわけではない。選手・ファンを無視した一部オーナーのやり方が気に入らないのである(怒りで我を忘れてしまったせいか、それを混同しているファンも多いようだ)。

■2リーグ制の範囲内でどれだけの改革ができるのか?あるいは、ドラスティックに1リーグ制に移行すべきなのか? 大いに議論の余地はある。なぜその努力を怠るのか。現在、プロ野球が危機にあることは確かだが、ことを急ぐ必要はない。

■選手会はストライキをすべきかどうかで意見が分かれている。「ファン離れをまねく」というのが主たる反論だ。根拠として、メジャーリーグの例を挙げているが、状況がまるで違っており、ナンセンスと言わざるをえない。

■そもそも、この場合の「ファン」というのがクセモノだ。多くのファンは選手会については支持しているはずだ。であるならば、なぜストがいけないというのか。密室談合で物事を決めているオーナーに対し、「NO!」と言っている彼らを、いったいどのような「ファン」が見捨てるというのか。結局、「ファン離れ」は反対のための反対でしかない。「ファン」とは、いったい誰なのか?そもそも、その「ファン」は実在するのか?

■選手会とて、自己保身にはしっているわけではない。高額年俸についても譲歩すると言っている。議論をしましょうというのは当然のことではないか?

■一部には、「選手は雇われの身なんだから…」とナベツネ式の「たかが選手」論を展開する者がいる。先人たちが勝ち取ってきた労働者の権利を放棄せよと言うつもりらしい。それとも、彼/彼女らはチャップリンの「モダン・タイムス」からタイムスリップしてきたのだろうか?


■それにしても、諸悪の根源はナベツネだ。議論をせずに独善主義におちいる…彼が「ジャーナリズムの長」というのは、この国の悲しい現実だ。まぁ、それも御用新聞・読売の長であるとすれば、妙に納得する部分もあるのだが。

■元共産党員のナベツネは、いまだに「共産党」的思考から抜け出せないらしい。共産党には議論の余地などないし、「議論をしましょう」と言ってきた党員に対して、委員長が「たかが党員が!」と言ってもなんら不思議じゃない。

■セ・リーグ5球団の反乱に、ナベツネは「こっちにも考えがある」と発言しており、金正日ばりの独裁者っぷりを発揮して、ファンの怒りに油を注ぎそうだ。読売不買運動でもしないと、彼は聞く耳を持たないのだろうか。

2004年07月14日

居直り宰相「逆風の中よく頑張った」

■小泉首相「逆風の中よく頑張った」すり替え発言連発(毎日新聞)
 小泉純一郎首相は参院選での自民党敗北を受け13日、「逆風の中でよく頑張った」との発言を連発した。年金問題や自衛隊の多国籍軍参加など政府自身の対応が逆風を生んだことを無視して健闘を強調するすり替え論理だけに、「典型的な詭弁」(民主党幹部)との批判も出そうだ。

 首相は同日の閣僚懇談会や政府与党連絡会議で「逆風の中でよく頑張ったと思う。改革に取り組む考えは変わらない」と強調、自民党の49議席獲得は善戦とアピールした。

 閣僚からも「強気論」が飛び出している。公明党の坂口力厚生労働相は同日の記者会見で「年金への批判があるなら、私のところが一番(票が)減って共産党が一番にならねばならないが、逆だった」と強引な論理を展開し、年金問題が逆風を生んだとの見方を否定した。


■国民がすえた「お灸」も、まるで効いてる様子はなく、首相から謙虚な反省の弁は聞かれない。「逆風の中でよく頑張った」ってのは、「痛みに耐えてよく頑張った」みたいなもんで、ようするに自民党の戦いぶりを自画自賛しているだけだ。民意をないがしろにする言動は、なんとも腹立たしい。今回も、お得意の「居直り」でやり過ごそうというのか。

■議席数の増減を見て、「自民党は敗北していない」とする見方もあるが、これはおかしいと思う。だって、前の選挙があったのが6年前だよ?政治状況はまるで異なるはずであって、勝敗ラインはあくまでもその時の状況に依存するはずだ。

■「目標は高めに設定した」などと首相が言ってたのには驚いた。当初は参院で単独過半数(56議席)をとることが目的であったはずで、それが公明党への配慮もあって、51議席と低めに設定したのである。すでに「低すぎるのではないか?」と指摘されてきたではないか。

■選挙区獲得議席数で民主党に接近され、比例代表では約434万票もの差をつけられた。公明党と合わせても改選議席の過半数は得られず、第1党の座を民主党に奪われた。それでも小泉首相は、「自民党と公明党を合わせると、すべての委員会で過半数を確保できた」「逆風の中で、よく安定多数を与えてくれた。やはり全体を見てくれているんだなあ」などと強弁する。が、それは3年前の「在庫」のおかげじゃないか(小泉フィーバー、思い出すだけでも寒気がする)。選挙結果の意味はまったく別だ。あれがなかったら、どのような状況になっただろうか?


■当初、青木幹雄は「51を割れば首相は辞める」と言っていたが、いつのまにか、「辞める必要はないが死に体だ」と論調が変わり、今では責任論を黙殺するかまえらしい。「51議席を割れば私も責任を取らなければいけない」と言っていた安倍晋三幹事長も、「忘れてしまいました」とばかりに、塩爺ばりのオトボケぶりを発揮している。

■自民党の公明党・創価学会 依存体質はますます深刻になり、この国は池田大作に牛耳られていくわけだ。いよいよ「実現力公明党」な状況である。

■さて、坂口厚労相の発言…「年金への批判があるのなら、私のところが一番減って共産党が一番伸びなくてはいけないけど、逆だった」について。冗談は髪型だけにしてもらいたい。公明党がどんな悪行をしようとも、信者は投票するでしょ。じゃぁ、創価学会員以外で、どれだけの票を獲得できたの?

2004年07月12日

参院選/当選?落選?

■う〜ん、選挙結果は微妙ではある。が、51議席という低い目標すら達成できなかった意味で、自民党は敗北したと言えるし、民主党は自民党を上回ったわけで、勝利をおさめたのだろう。

■いまさら選挙結果の要因を挙げようとも、真新しいものを提供する自信もない。まぁ、備忘録として東京新聞の核心を…
 自民党は、「三種類の逆風」にさらされた。年金制度改革関連法案の強行採決。イラクで編成される多国籍軍への自衛隊参加問題。そして「人生いろいろ」に代表される首相の雑な発言だ。

 これらの逆風の源流をたどると、すべて「首相が説明責任を果たしていない」という問題に行き着く。年金法案の扱いは、国民や野党に対する説明や配慮を欠いていた。自衛隊の多国籍軍参加は、国民より先にブッシュ米大統領に表明した。そして、「人生いろいろ」発言は、自らの不動産会社社員時代の厚生年金保険料肩代わり問題を追及された時、開き直るように飛び出した。

 首相は、就任以来三年間、言い訳めいた説明をだらだら繰り返すのでなく、歯切れのいい「ワンフレーズ」を繰り返すことで国民から高い支持を得てきた。

 だが、今回は、その「ワンフレーズ」が裏目に出た。首相の政治手法に、国民が強い違和感を覚え始めたと言った方が正確かもしれない。

 昨日も述べたが、「不真面目」な小泉・「真面目」な岡田の組み合わせがよかっただけ。民主党の政策のおかげでもない。有権者は小泉首相にお灸をすえたかったのだ。

■議席数だけ見ると、共産党の議席を民主党が強奪したって印象。赤旗の発行部数が伸びてるって強がっているけど、支持者の高齢化は深刻なのかもしれない。「二大政党」なるまやかしに弱小政党は滅びる運命なのだろうか。


■選挙番組はテレ朝を中心に見てた(知人と飲んでたため、あまり覚えていないのだが)。テレ朝・TBSはまずまずな感じ。日テレは見る気しなかった。フジテレビはこりずに「踊る大選挙戦2004」だ。「トリビアの泉&踊る大捜査戦」に便乗…うんざり。テレ東は「小泉訪朝の裏側」みたいなことをやっていた…他局と別のことしないと数字がとれないってのはわかるけど、違うだろって感じ。今まさに開票って時にやることか?

■フジテレビに三宅久之と森田実が出ていた。「明日の朝刊の見出しは?」ってなコーナーで、森田実の答えに三宅が「民主党機関紙的だね」と皮肉を言っていた。そりゃぁ御用体質の三宅とアンチ自民な森田とでは衝突するよね。見てておもしろかったけども。

■フジには石原ファミリーを使わないといけないきまりでもあるのだろうか。石原伸晃・石原良純がスタジオに、石原慎太郎が電話出演…伸晃はオヤジの放言をどう思ってんだろ?

■岡田克也…いやぁ、気持ちいいぐらい仏頂面でしたね。偽善者丸だしでニヤニヤ笑う菅直人とは大違い。



★注目のあの人は?

●勝ち組(当選)

▼竹中平蔵
→ちなみに、当選=勝ち組、落選=負け組は竹中を意識して使ってみたのだった。竹中は勝ち組が大好きなのだ。勝ってる人はいいですよ。でも負けてる人にはセーフティーネットがないんだよね。まぁ竹中さんの場合は特別で、いつでも御用学者に戻れるわけだが。にしても、逆風が影響して、思ったより票が伸びなかったね。慶應大生らしきボランティアがたくさんいた。さすがマック竹中、見事なコストカット。

▼荒井広幸
→比例区だったら全国の郵便ポストの力が得られる。考えたねぇ。竹中さんの力を利用して当選ってのもしてやったりだね。

▼荻原健司
→スポーツキャスターになると弟クン(荻原次晴)と潰し合いになるからね。無事、就活に成功しました。「K点越え」(K点=これ以上飛んでは危険だとされる地点)を目指すって言ってたけど、自民党には極限地点などなく、どこまでも危険地帯に飛んじゃうんだよねぇ。

▼田中直紀
→この人についてはどうでもいい。田中真紀子が笑えるんだ。粗悪品・欠陥品の小泉首相に1議席プレゼントってのは、どうやっても正当化できないよ。まぁ、メディアには面白いネタを提供してますがね。

▼尾立源幸
→島田紳助が応援した候補。「サンデープロジェクト」で司会したせいで、すっかり「政治のプロ」になったつもりらしい。借金で国が破綻するといったトンデモ経済論を展開しており、いよいよタチが悪くなってきた。

▼喜納昌吉
→なぜ民主党から立候補したのかわからないし、公認した民主党も滅茶苦茶だ。まぁ、大橋巨泉の二の舞にならぬよう、せいぜいがんばってくださいよ。「すべての武器を楽器に」ですか…そりゃ大変だなぁ。とりあえず、手始めに、自衛隊を音楽隊にしないといけないし…あぁ、あと、西村眞悟にもギターを教えてやっくださいよ。

▼蓮舫
→「子供」「母親」をゴリ押し。どうもこういう候補は好かんです。

▼白眞勲
→まぁ、どっちでもいいや。

▼糸数慶子
沖縄選挙区無所属。与党候補との一騎打ちに勝利。赤旗では「日本共産党、沖縄社会大衆党、社民党、民主党などが推薦する」と申し訳なさそうに「民主党」を末尾に加えているのが面白かった。なんでも、日本共産党と「日米安保条約廃棄」「消費税の増税反対」などの政策協定を結んだ、とある(民主党と手を組んだと反発を抑える上で、ここは強調したいところだろう)。はて、民主党はなぜ推薦したんだろう?勝ち馬に乗りたいってこと?節操がないねぇ。


●負け組(落選)

▼鈴木宗男
→意外と善戦した。次の選挙では松山千春を引きつれて、道産子政党「ムネオハウス」を結成するよ。比例1位にムネオ、2位チハル。当選、間違いない。ご自身のトレードマークでもある熊のために、より快適な道路を作れるようがんばってください。

▼神取忍
→血税を使って自民党にボディーガードを提供するほど、国民はおひとよしじゃありませんよ。大仁田厚ほどの知名度もないし。参院は「プロレスの府」ではありません。

▼青島幸男
→この人、政治をなめてるとしか思えない。

▼増元照明
→拉致問題に関してはがんばって欲しいし、応援もしたい。だが、はっきり言って、こんな人を永田町に送り出すわけにはいけない。考え方もまるで支持できないし、何一つ評価できるものがない。ただ、「増元るみ子さんの弟/拉致被害者家族」ってだけ。あと、安明進が応援演説してたのには笑った。こいつ、どこにでも現れるな。怪しすぎ。「(拉致被害者は)生きている」と言い続けることでギャラを手にできる。真偽を確認するすべはない(もし嘘だったら、拉致問題は永久に解決しない!)。最も拉致問題が解決して困るのは彼だよ?

▼辻元清美
→う〜ん、残念。「ごめん!」とか涙の演説にはややうんざり。田中康夫&ヤッシーも応援して、見事な集客力だったみたい…長野では不人気でも、知名度は抜群だね。「政界ののヤスキヨ」で後半盛り返したみたいだけど…

▼中村敦夫
→う〜ん、残念。「みどりの会議」ねぇ…「二番煎じ」感は否めないんだけど、共感はできる。知名度不足ですかねぇ。もっと支持が広まってもよさそうなもんだが。ご本人は引退するそうです。


■すでに指摘されていた「一票の格差」について…「こんなに違う1票の重み」(時事通信)
 【高得票落選者】
(1)大阪  辻元清美  718,125 無所属
(2)東京  青島幸男  596,272 無所属
(3)北海道 西川将人  552,993 民主
(4)北海道 鈴木宗男  485,382 無所属
(5)東京  今村順一郎 453,287 共産

 【低得票当選者】
(1)鳥取 田村耕太郎 151,737 自民
(2)高知 広田一   159,178 無所属
(3)徳島 小池正勝  166,032 自民
(4)佐賀 岩永浩美  197,100 自民
(5)香川 山内俊夫  204,392 自民
改めて思うけど…自民党、田舎で強すぎ。

参院選の社説

■参議院選挙の社説をよかった順番に…


■毎日新聞/社説「参院選 不信が小泉政治を直撃した」
・長期政権のおごりと高い支持率への慢心に、強く反省を促したい……今回、有権者が示した意思は、まずそれであろう。最大争点だった年金問題について、自民党は選挙戦終盤、先の国会で民主党が自民、公明両党と年金一元化に関して協議する3党合意を結んだことを理由に、「約束を守らない」と猛反論を展開した。しかし、政府・与党が抜本改革とは程遠い内容の年金改革関連法を強行採決し、重要データを後出ししたことを有権者は忘れていなかった。

・自衛隊のイラク多国籍軍参加問題も同じだ。著しい説明不足と国会を軽視した乱暴な手続き。その上、「批判する方がおかしい」と開き直る首相の姿にあぜんとした有権者も多かったに違いない。その意味で、「人生いろいろ」と会社員としての勤務実態が疑わしいのに厚生年金に加入していた問題に軽口をたたいたのが潮目だったと思われる。確かに首相は「ワンフレーズ政治」と揶揄されながらも分かりやすさを売り物としてきた。だが、有権者が不信を募らせているさなかに一国のリーダーが語る言葉として余りに軽く無責任と有権者に映ったはずだ。

・首相への期待は「自民党をぶっ壊す」の言葉に象徴される既得権益を打破する改革にあった。パイを分配しさえすればよかった旧来の自民党政治から決別する姿勢に国民は喝さいを送ったのだ。ところが、道路公団改革など一連の改革は自民党の族議員と妥協し中途半端なものに終わった。首相は本当に自民党を壊したのか。多くの有権者が「普通の自民党首相」になったと感じていただろう。しかも、今後、政権維持を図るため、首相が今以上に与党に頼らざるを得ないとすれば、それもまた大きなジレンマとなる。

・粗っぽい小泉首相が引き立て役となって、「ひたむきに」という民主党の岡田克也代表のきまじめさが評価された面もある。政権獲得へ向け、民主党が大きなステップを踏んだのは確かだ。今後、「小泉内閣打倒」を掲げ、早期の衆院解散を求めていくだろう。しかし、参院選は明確な政権選択選挙でなく、与党におきゅうを据えるため有権者が比較的気安く野党に票を入れやすいという指摘は以前からある。国会でリード役となり、選挙戦で訴えてきた年金の一元化を実現できるのか。本当に自立・対等の日米関係を構築できるのか。有権者は次の衆院選に向け、民主党の政権担当能力を一段と厳しく吟味していくはずだ。

・衆院のチェックという役割が薄れて一段と政党化が進み、衆院のコピーとなった参院が本当にこのままでいいのかどうか。今回は、その存在意義が問われる選挙だったが、参院をどうすべきか積極的に提言した政党はなかった。
 バランスがよさげ。


■日経新聞/社説「首相は厳しい民意を謙虚に受け止めよ」
・年金問題と多国籍軍参加問題に共通するのは、中身もさることながら決定のプロセスが不透明で、民主的手続きや有権者への説明が不十分だったということである。こうした手続きや説明こそ有権者が重視し、敏感になっていることを与党は肝に銘じるべきである。

・自民党にとって公明党との選挙協力は痛しかゆしである。確かに選挙区では自民党候補者を押し上げるが、その見返りに「比例は公明党」と呼びかける候補者がいるため、比例代表の自民党の得票は伸び悩む。反創価学会系の宗教団体が自民党と距離を置くのも痛手である。

・民主党は大きく躍進し、推薦候補を含めて自民党を上回る議席を獲得した。次期衆院選での政権交代に向けた足場を築いたといえよう。菅直人前代表の辞任、小沢一郎氏の代表辞退で急きょ登板した岡田克也代表は民主党の新しいリーダーとして有権者に認知された。地味だが、まじめで若さと安定感がある岡田氏の個性は日本の政治にとって貴重な存在である。岡田民主党の課題は政権交代に向けて党内の結束を維持し、次期衆院選では郡部でも勝てる有力な候補者を発掘することである。政権交代が近づけば、政策面でもより説得力のある整合性のとれた内容が求められる。

・今回の選挙は参院の存在意義が問われた選挙でもあった。権能も選挙制度も衆院と似たり寄ったりの参院のあり方には批判も強い。選挙区の一票の格差についても最高裁から違憲の警告が出ている。二院制度の下で参院はどのような役割を果たすのがいいのか、憲法改正を視野に入れた抜本的な論議が必要である。
 まずまず。


■東京新聞/社説「参院選 自民に厳しい審判 失速するか小泉政権」
・投票した有権者半数の意思をもって選挙結果を論評するのは忍びないが、おや、と思わせたことがある。低めの投票率なら小泉自民党に有利という下馬評の狂いである。

・三位一体の改革もいい、自己責任をいうのも勝手だが、市町村の財政は破綻寸前。見返りなしの公共事業削減は確実にボディーブローとなって網の目だった組織はズタズタだ。ある意味で“自民党をぶっ壊す”小泉改革が選挙結果に表れた。だが皮肉なことに、改革の道半ばにして政権は失速しかねない雲行きだ。

・その首相、テレビの開票速報を横目にマスコミ批判を展開した。自民苦戦の責任問題を問われても「逆風に立ち向かっていくのが首相の責任だ」と声を荒らげた。

・地方で会った有権者の言い分を代弁すれば、こうなる。虐げられてきた悔しい思いが鬱積していた。これも時代だからと我慢してきたのに、年金問題で火がついた。後出し情報、小泉流の「軽さ」も神経を逆なでした。説明もまるで人ごとだ−。

・最低目標の五十一議席に及ばなかったのは、矢継ぎ早の高速道路料金値下げ、社会保険庁長官の民間人起用、それに曽我さん一家の再会演出もが、有権者にさほど熱く受け入れられなかった証左だろう。

・二大政党の流れが定着し、共産、社民の両党は苦しむ。無理な選挙区にも比例票狙いの候補を立てる作戦は見直すときなのかもしれない。

・各党の消長はあれ、選挙結果が語るのは政権の終わりが見えてきたということだ。得意の手法が批判されては力も萎えようが、人材難ゆえに政権に居座り続けられたと言われては、首相の沽券(こけん)にかかわろう。政官業利権構造を絶つ。あの決意を急ぎ実行する時間はあるか。有終の美を飾るには、それしかないが。
 平均。


■朝日新聞/社説「参院選 自民敗北――裁かれた首相のおごり」
・年金改革法の廃案や自衛隊のイラクからの撤退を主張した民主、共産、社民3党の獲得議席数が与党と並んだことの意味は重い。抵抗勢力に妥協し、不十分に終わった道路公団民営化などへの有権者の不信も、選挙結果に表れた。

・小泉改革の方向性を、有権者がまるごと否定したわけではない。郵政事業の民営化や財政再建、2年以内の決着を公言した日朝国交正常化問題もある。しかし、構造改革一つをとっても、自民党との妥協を続けるなら、国民の心はいよいよ首相から離れていくだろう。

・参院でも2大政党の構図がはっきりした。共産党が大量に減らした議席が民主党に回った。民主の躍進は、政権交代に対する有権者の期待の表れでもある。この勢いを保てば、次の総選挙で政権交代がありうるかも知れない。だが、民主党は浮かれてはいられない。今回の勝因は、民主党支持者が増えたというより、小泉自民党に対する批判や不満のはけ口として民主党が選ばれた側面がまだまだ大きいからである。既得権の保護や利益誘導型の自民党政治では、日本はやっていけない。それに気付いた有権者の支持が民主党に集まったことも確かだ。

・しかし、比例区の当選者には、支持母体の労組出身者が多い。構造改革に党をあげて取り組めるかどうかがこれから問われる。安全保障政策や対米関係でも、主張に政権を担えるだけの説得力を育まなければならない。
 あまり残しておきたい文章はなかった。民主党には労組依存体質への批判がつきまとうけど…労働者の意見を代弁する政党になることってそんなに問題か?


■産経新聞/社説「参院選『二大政党』で活性化を 国づくりと国際協調で競え」
 遠くない将来での政権交代を予感させる時代を迎えたといえよう。日本の民主主義にとっては望ましい姿だ。

 戦後日本の政治はかなりの時期、第一党の自民党と第二党の社会党が相争う構図だったが、政権交代という視点からみれば、社会党の主張があまりにも現実離れしていたため、「疑似二大政党」の域を出なかった。また、自民党歴代政権も経済繁栄を最優先し、そのためには政治的安定が不可欠として、イデオロギーが絡む政治課題はすべて先送りしてきた。憲法改正や有事法制などは最も忌避されていた。冷戦下、日本の安全保障を米国に依存し、軽武装・経済重視路線が許された時代でもあった。

 しかし、二十一世紀初頭、日本を取り囲む内外の情勢は激変した。外交・安保面では北朝鮮などのミサイルや核疑惑国家が日本の平和と安全を脅かしている。国際テロの攻撃も新たな脅威となった。国際社会の平和と安全は日本にとっても重大な関心事である。

 日本の国際的な地位も冷戦時代と一変している。これまでは、故高坂正堯・元京大教授が「世界政治において適当な役割を拒否することによって経済の復興に成功してきた」(「海洋国家日本の構想」)と指摘したように、国際政治への積極的関与を躊躇していた。だが、世界第二の経済大国の繁栄を享受し続ける限り、負担は避けられない現実となった。

 これらの懸案を日本が乗り越えていくには、他者依存の残滓や自衛隊を国民の安全や国際的役割を果たしていくために十分活用できない仕組みをただしていかねばならない時代を迎えた。こうしたシステムを見直すことができるかどうかに明日の日本の命運がかかっている。

 その方策のひとつが、欧米でみられるような外交、安保、エネルギーなどの基本政策は共有するという二大政党制の確立である。政治的に対立しても国益のためには挙国一致の態勢を取ることが求められている。
 冷戦期から思考がストップしてる者にこんなこと言われたくないねぇ。「国益のためには挙国一致」といったトホホ感がすばらしい。


■読売新聞/社説「肝心なのは政治課題の遂行だ」
・政治に瞬時の停滞も許されない。だが、小泉政権が弱体化すれば、政策遂行能力の低下は避けられない。“死に体”となれば、重要な政策課題の推進が大きく停滞しかねない。そうした場合には、一刻も早く、政治体制を立て直すことが必要になる。もちろん、その場合、無用の混乱を生じ、政治空白を作ることがあってはならない。

・民主党は、先の通常国会で、年金の未納問題をめぐる混乱のため、党首が交代し、岡田代表の下で選挙戦に臨んだ。争点にすえたのは、年金改革問題を軸に、イラク派遣の自衛隊の多国籍軍参加問題などだった。年金問題で主に取り上げたのは、未納・未加入問題、首相の年金保険料肩代わりでの「いろいろ」発言などだ。有権者にアピールしやすい、と考えてのことだろう。それが、無党派層の獲得などに功を奏したとみられる。年金制度の一元化や、民主党が提唱する年金目的消費税創設にも言及したが、税率など、抜本改革にかかわる具体論には乏しかった。

・自衛隊の多国籍軍参加問題も、参加に反対し、自衛隊のイラクからの撤退を求めるなら、それに代わって、民主党はどうするのか。具体的で説得力のある提案はなかった。二大政党の一翼として政権を視野に入れる政党の責任は重い。今後は当然、責任ある政策の提示が求められる。

・共産、社民両党の退潮は、社会主義的な政策が成り立たないことを有権者も見抜いているからだ。年金問題では、両党の主張は、「負担は軽く、給付は厚く」というものだった。だが、少子高齢化の急速な進展や厳しい財政事情などの現実を前に、有権者の多くは、「負担増、給付減」は避けられないと考えている。安全保障政策や憲法問題などでも、両党の主張は、現実とは大きく乖離している。選挙結果から、共産、社民両党が減らした議席の分が、民主党に回ったのは明らかだ。自民党に対抗する野党勢力は、ますます民主党に一極化していく可能性がある。
 さすが御用新聞。反省を促すどころか政権を支えようと涙ぐましい努力をしている。共産党・社民党批判はいかにもって感じ。

自民党をぶっ壊す?

■森派が勢力伸ばす 自民派閥(毎日新聞)
 参院選を受けた自民党派閥の新勢力図をみると、小泉純一郎首相の出身派閥の森派が、自民全体が議席を減らす中で勢力を伸ばして橋本派に接近した。両派による「2大派閥化」の傾向が一段と進んだと言える。昨年衆院選に続き、膨張ぶりが際立った森派には党内の不満が強まることも予想され、首相の今後の政権運営にも微妙な影響を与えそうだ。

 派閥別の当選者数は、橋本派8人(候補者19人)▽森派9人(同13人)▽亀井派7人(同13人)▽堀内派4人(同4人)▽山崎派2人(同3人)▽旧加藤派2人(同2人)▽二階グループ2人(同2人)▽河野グループ1人(同1人)▽高村派0人(同1人)▽無派閥・未定14人(同23人)という結果だった。

 目立つのは、森派の伸張ぶり。他派閥で議席を増やしたのは河野グループだけで、残りはいずれも現状維持か、勢力減。逆に橋本派は11人を減らす大幅減で、両派の差は8まで縮まった。

 ただ、森派も首相の求心力がそがれたことで「人事面での影響力は弱まる」(幹部)と自重する姿勢を見せている。派閥の影響力も相対的に低下するのは避けられず、9月の内閣改造・党役員人事では派閥順送り人事を否定する小泉首相との力関係にも影響を与える可能性もある。
 前の衆院選でも露骨に森派が増えたからね。

■「自民党をぶっ壊す」と絶叫しておいて、これが実態だ。結局、自民党の古い政治手法を使っているだけだ。森派による派閥政治、政策は大蔵族議員そのもの。「改革」と称して、政敵の弱体化を狙う。攻撃対象は橋本派のお得意先であり、財務省が好みそうな「改革」ばかりだ。

2004年07月11日

参院選;民主党勝利/自民党敗北?

■なんか民主党が勝ったっぽいですね。

■自民党敗北かぁ…やっぱり、年金強行採決・「人生いろいろ」発言・多国籍軍参加が響きましたかねぇ。

■首相に辞任させるわけにもいかないだろうから、青木幹雄あたりが参院幹事長を辞めるのかな。

■今回の選挙、小泉批判票が民主党に流れただけだ。「不誠実」な小泉を嫌って「実直」な岡田に流れたってとこか。結局、イメージだけの選挙…「マニフェスト選挙」はどこへ行ったんでしょうね。

■まぁ、これを追い風にして、民主党には小泉首相を追及していって欲しいとは思うものの、「あまり調子に乗るな!」と言っておきましょう。

■公表する必要もないのだろうけども…私の投票行動は、選挙区では民主党候補に、比例区では社民党に入れておいた。まぁ、前の衆院選と同じ投票行動ですね。理由は…
@私は「枝野幸男」的な民主党を支持しているのであって、タカ派がたくさんいる民主をもろ手を上げて支持できないのですよ。
A社民党が潰れそうなのを危惧して。

■選挙についてはまた明日…さて、テレビでも見ますか。テレ朝では与党批判解禁とばかりに、金子勝がブチ切れてますよ。

さぁ、投票だ!

■毎日新聞/社説「きょう投票『政治にも関心があります』」
 世代、地域などさまざまな対立点を克服しなくては、21世紀の日本像は描くことが出来ない。そのためには、政治の役割がきわめて重要だ。人ごとのように「政治は三流」「政治には期待できない」では済まされなくなっている。

 「分配の政治」当時は、若年層や都市生活者への配慮が欠けているとよくいわれた。不十分とはいえ定数是正が進み、都市の比重が増し、政党も政治家も一定の配慮をするようになった。総務省が作成した投票率アップ作戦のコピーは「日本に関心を持てるのは、スポーツだけですか?」と、問いかけている。

 若者たちは奮って一票を投じ、「いや政治もです」と答え、存在を誇示する時だ。


 投票率が高くなりますように…

ブッシュの軍歴

■ブッシュ氏の軍歴、国防総省の「うっかりミス」で消失(読売新聞)
 ブッシュ大統領が30年以上前に州兵としての義務を果たしていたことを示すはずの記録を含むマイクロフィルムが、国防総省の「うっかりミスで消失した」ことが、明らかになった。9日付の米紙ニューヨーク・タイムズが報じた。

 同省の情報公開室長が同紙にあてた手紙によると、防衛財務会計部門が、傷んだマイクロフィルムを修復しようとする過程で、1972年7月から9月の分を含む記録が消えた。バックアップ書類を探したが、見つからなかったという。

 ブッシュ大統領は1969年にテキサス州兵のパイロットとして訓練されたことは“証明”されているが、1972年にアラバマ州兵に移ってからは、「訓練で姿を見たことがない」などの証言があり、州兵としての義務を果たしていたかどうかが問題になった。
 ははは…「うっかりミス」ですか。まぁ、大統領選前に都合の悪い資料を出すわけにはいかないのでしょう…マイケル・ムーア、なんか言うかな?


■ジェンキンスの「脱走」も「うっかりミス」で許してやってくれないか。

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