2004年08月30日

産経新聞のオリンピック

オリンピックを利用しようとする不届き者は為政者だけじゃないそうで、産経新聞が例によってオリンピックを政治的に利用している。ってか、もうネタとしか思えないんですが…

■産経新聞/社説「アテネ五輪閉幕 『家族力』が発揮された 日本選手の活躍を讃えたい」
 ≪共通する「厳父」の存在≫

 女子レスリング55キロ級を制した吉田沙保里選手は、全日本チャンピオンだった父親のレスリング教室で、三歳から鍛えられた。竹刀でたたかれながら世界一のタックルを身につけた。72キロ級で銅メダルを取った浜口京子選手も元プロレスラーの父親の指導を受けて強くなった。「金メダル以上のものを学んだ」「父の教えはすべて受け継いだ」と父に感謝した。

 柔道男子60キロ級で前人未到の五輪三連覇を果たした野村忠宏選手は、祖父の代から続く柔道一家に育った。女子70キロ級の上野雅恵選手や78キロ級の阿武教子選手も、柔道家の父親によるスパルタ教育を受けた。

 これらのメダリストに共通しているのは、「厳父」の存在である。吉田選手は「父は怖いが、母は優しい」と話していた。その父親の厳しい指導に、子供である各選手はよく耐えた。戦後日本人が久しく忘れていた伝統的な家族の姿を思い起こさせてくれたような気がする。

 女子柔道48キロ級の谷亮子選手は、結婚したばかりの夫で日本野球代表の谷佳知選手の応援を受け、「田村で金、谷でも金」の約束を果たした。女子レスリングで銀金を射止めた伊調千春、馨姉妹は励ましあいながら、練習を重ねた。彼女たちの健闘は、夫婦愛や兄弟愛の大切さを改めて示した。

 家族は社会を構成する基本単位である。近年、核家族化が進み、共働き家庭の増加もあって、家族の絆が希薄になり、それが家庭の教育力を低下させているといわれる。
 別に今回に限ったことじゃない。「家族」が目立ったのは、日本人がサイドストーリー好きで、家族愛ってのは「感動物語」を作るうえで格好の材料だから。

■「厳父」って言うけど、ようするに、小さい時からやってきた奴がそれだけ有利って話。この「厳父」ってのは、自分の価値観を子供に押し付ける親。ガキは厳しくないと、言うことを聞かない。それだけのこと。それをあたかも家族モデルの理想においていいものだろうか?結局、「父性の復権」を言いたいばっかなんですがね。おじさんたち、自分たちの既得権を守るのに必死なんです。

■「家庭の教育力を低下させている」状況下で、なにゆえ「メダルラッシュ」となったんでしょうね。


≪国旗・国歌に敬意払う≫

 オリンピックは、それぞれの国の伝統技術を競う場でもある。日本のお家芸だった体操の男子団体で、一九七六年のモントリオール五輪以来、二十八年ぶりに金メダルを奪還した。鉄棒の米田功選手ら三人は、小学生のころから大阪の体操クラブで練習した仲間だ。柔道では、外国選手の腕力にものをいわせたレスリングまがいの新しい技にひるまず、本来の投げ技や足技を駆使して倒した。

 「柔道王国・日本」が復活し、「体操日本」が復活の兆しを見せたのは、各選手が基礎・基本に立ち返って練習に励んだ成果といえる。

 同じ日本のお家芸である男子平泳ぎで、百、二百メートルの二冠に輝いた北島康介選手はスタート前、胸の日の丸に手を当てて競技に臨み、表彰台では誇らしげに君が代を口ずさんだ。女子八百メートル自由形を制した柴田亜衣選手は勝利を確かめると、コーチ陣から手渡された日の丸の扇子をスタンドに向けて振り、表彰後のインタビューで、「日の丸を見て、君が代を聞き、感激した」と話した。

 アテネ五輪では、総じて国旗・国歌に対する日本選手たちのマナーは良かったように思われる。健全なナショナリズムがこれらの若者たちの心に育まれていることが感じられた。こうした傾向が、スポーツの世界だけではなく、あらゆる分野に、自然に広がっていくことを期待したい。
 国旗・国歌に対するマナーって何だよ…北島のように、日の丸に手を当てたり、君が代を歌えばいいのか。産経さんは「マナー」が悪い人をチェックしていたのかな。福岡県久留米市教育委員会による「君が代」声量調査ばりにさ。で、素行の悪い奴は「指導」をするのかな…「愛国心が足りない!反日分子!」ってさ。

■柴田亜衣のセリフ…あれを聞いたとこで、これ保守派が使うんだろうなと思ったよ。柔道・体操は「伝統」を守ったから勝てたんだとか。

■「健全なナショナリズム」が育まれているねぇ…オリンピックでも、サッカーのワールドカップでもいいんですが、いつも言ってるんだけども、それって、ぬか喜びなんだよね。「スポーツだけですか?日本に関心を持てるのは!」というゴン中山の声は届いてなかったみたいよ?


■こちらも、同じく利用…
産経抄
 靖国神社が「戦没者追悼の中心的施設」であるのは当然と思うが、特攻隊の散華に熱い涙をそそいだのは“無頼の文士”といわれた『堕落論』などの坂口安吾(昭和三十年没)である。

 「戦争は呪ふべし、憎むべし。再び犯すべからず。その戦争の中で、然し、特攻隊はともかく可憐な花であったと私は思ふ」。彼らは基地では酒飲みでゴロツキで女たらしで死を恐れ生に恋々とした。「けれども彼等は愛国の詩人であった。いのちを人にさゝげる者を詩人といふ」。

 坂口安吾は『特攻隊に捧ぐ』と題した四ページほどのエッセーで、特攻隊の烈々たる「愛国殉国の情熱」に最大の賛美と敬愛をおくったのだった。いささか唐突になるが、アテネ五輪の日本メダリストたちには共通した対応がある。それは「みなさまに感謝します」という言葉だった。

 その感謝の心と言葉が、それを聴くわたしたちの胸に響いた。この「みなさま」のなかには、生きている人ばかりでなく死んだ人も含まれているはずだ。特攻の英霊たちは、いまの日本の平和と繁栄だけではなく“精神力”も培ったのである。
 すごいこじつけに、すごい解釈。特攻隊の英霊が精神力を培ったのだそうな…

■しかし、今回の「メダルラッシュ」をもたらしたのは、根拠のない「精神論」を排し、近代的なトレーニングを取り入れてきたことと指摘されてきた。そして、「国家のため」という重圧から解き放たれたから…とも。この主張に真っ向から立ち向かっているのが産経だ。


2004年08月26日

長嶋ジャパン

■松瀬学「プロってなーに? 銅の“長嶋ジャパン”」(スポーツナビ)
監督不在で勝てるほど甘くない五輪

 かたや日本は、城島の言葉を借りると、「1試合も負けないで金メダルを取るんだという使命感」に縛られていた。選手はがんばった。これは首脳陣の戦略の問題である。

 で、ずっと抵抗があったのは、「長嶋ジャパン」という表現である。ジャパニーズ・メディアは何の疑問も抱かず、「長嶋ジャパン」を常用してきた。これって、やっぱり変じゃないのか。そりゃ、カリスマ長嶋さんがすごい求心力を持っているのは分かる。でもオリンピックは監督不在で勝てるほど甘くない。どの国も必死で準備し、データを収集分析し、監督の「これでいく」とのド迫力で戦うのだ。

 どこぞのスポンサー戦略に乗っかっての誇大広告みたいなものだったのでなかろうか。中畑ヘッドコーチが指揮を取ったけれど、選手はどちらを見ればよかったのだろう。
「監督不在でも勝てる」と思っていたとすれば、それこそプロではない。オリンピック、あるいは対戦相手、日本のオリンピアード(選手)に対する冒涜(ぼうとく)だったのではなかろうか。
 まさに私を含め、多くの人が思っていたこと。BLOGや掲示板では、このようなことは指摘されてきたが、専門家の口からはまるで出てこなかった。言ってはならない空気みたいなのがそこにはあったのだろう。


■敗北したので「長嶋ジャパン」批判が解禁になったのだろうが、テレビでは未だに批判が出てこない。「有終の美」といった言葉で誤魔化されている。「監督不在」を批判していたのは、耳にした中では、江本孟紀ぐらいか…さすが「ベンチがアホやから野球がでけへん」と言っただけのことはある。

■マスコミが「長嶋ジャパン」などと騒ぎ立て、なにやら「長嶋のため」という空気を作り出してしまった。お偉いさん方も長嶋を監督から外せなくなってしまった。では、なぜ長嶋が進んで辞任しなかったのか。戦犯探しのようなことはしたくはないが、結局、そこに行きついてしまう。

■あえて言うべきなのかもしれない…戦犯は長嶋茂雄である、と。


【関連記事】
フォー・ザ・ミスター
長嶋監督の英断?
五輪野球監督/長嶋茂雄→中畑清

【参考】
日本のスイッチ(毎日新聞2004年8月16日東京朝刊から)
五輪野球、「長嶋監督」を掲げたまま戦うのは?
いいことだ…43%
不自然だ …56%



俵孝太郎の辻斬り説法「長嶋監督を更迭しなかった事が敗因だ」(日刊ゲンダイ,2004年8月27日)
 ベンチのミスは明白だが、それよりなにより、真の敗因は「長嶋」にある。脳梗塞に倒れた時点で彼は当然、代表監督辞任を申し出るべきだったし、彼がその意思を示せる状態になかったとしたら、JOCは即刻監督更迭を決断し「長嶋」が選んだコーチ陣はもちろん選手もいったん白紙に戻して、新監督のもとで出直すべきだった。そうすれば、背番号3のユニホームが抜け殻のようにむなしくベンチにぶら下がる、指揮官不在の出たとこ勝負ではなく、なぜか軽視されていたウィリアムス対策を含め、的確な情報分析のもとで、戦略・戦術を練り上げた戦いができたはずだ。
 長嶋更迭ができない理由として、カネを出したスポンサーへの気兼ね説、黒幕から現場に至る長嶋人脈の保身説、ネコの首に鈴をつけるのをいやがる無責任説がささやかれていた。いずれにせよ「ナガシマ・ジャパン」は自爆に終わった、というほかない。


2004年08月24日

五輪体操・ブーイング得点修正

五輪体操、観客のブーイング騒ぎ後に異例の得点修正(朝日新聞)
 審判の採点ミスが問題になったアテネ五輪の体操で、23日(日本時間24日未明)の種目別最後の鉄棒でも、採点を巡って混乱、約10分間にわたってファンが抗議を続ける騒動が起きた。

 この種目で連覇を狙うアレクセイ・ネモフ(ロシア)が8選手の3番目に演技した。豪快な手放し技を連発し、会場は盛り上がった。だが得点は9.725点と、この時点の最下位だった。

 納得がいかない観客は、ブーイングで抗議。次のポール・ハム(米)が演技ができない状態が続いた。約5分後、得点は9.762と訂正されたが、騒然としたまま。険悪な雰囲気が漂い始めた。

 するとネモフが演技台に上がり、抗議の声に感謝した上で、「落ち着いてください。ハム選手の演技を静かに見守って下さい」というポーズを繰り返し、ようやく騒ぎは収まった。
 私は体操に関してはまるっきりの素人だから、得点が妥当であったかを判断することはできない。仮に誤りがあったとすれば問題だ。

■しかし、それ以上に問題なのは、観客のブーイングによって得点が修正されたことだ。観客に迎合してジャッジをするようでは、評価基準が乱れてしまうし、それでは選手がとまどうことになる。ジャッジは観客から自由であるべきだ。素人というのは、どうしても派手な技を好む(ネモフの演技は3連続を含む6度の離れ技があったが、着地は乱れていた)。観客の好みが採点の基準になるようなことがあれば、体操はサーカス化してしまう。体操はあくまでも技の美しさで競うべきだ。

■もし、それで採点を覆されるのであれば、アニマル浜口みたいなのをたくさんつれてって、ジャッジが納得できないと騒ぎたてればいいじゃないか。

■アニマルついでに言っておくと、あのオヤジをきちんと調教しておく必要があるんじゃないか?相手選手への配慮が欠けているし(実際に苦情がきているらしい)、係員が静止にかかるほどの迷惑行為を許容するのはおかしい。名物オヤジみたいにもてはやされているけど、おかしいことには「おかしい」と言うべきだ。

 国際体操連盟(FIG)は審判の採点に対して、選手からの抗議も認めておらず、観客の騒ぎで得点を見直すのは極めて異例だ。

 鉄棒の主審を務めた加藤沢男氏は「私は変えるつもりはなかった。上(FIG幹部)から差が開いている審判を呼んでチェックするように言われた」と説明。協議の結果、演技実施を採点するB審判のうち、マレーシアの審判が0.15、カナダの審判が0.1点分、上方修正した。

 体操の採点は、大技を繰り出すことより、演技構成を正しい姿勢でミスなく演じることが最近は重要視されている。日本のコーチは「1回目の点数で妥当と思う。審判が悪いというのではなく、観客の印象と、専門家が下した採点がかみ合わなかった」と話した。

 18日の男子個人総合決勝では、3位の韓国選手に採点ミスがあったことをFIGが認め、担当審判を処分。誤審がなければ、韓国選手が優勝できた得点となり、波紋を広げていた。
 韓国では「金メダルを返せ!」と大騒動になっているようですね。

キムチパワー・寿司パワー

<五輪マラソン>金メダルの野口「キムチパワー」(中央日報)
「キムチを食べてアテネの暑さをしのいだ」。

アテネオリンピック(五輪)女子マラソンで優勝した日本の野口みずき(26)が、アテネ入りする前、高地練習地で「李鳳柱(イ・ボンジュ)キャンプ」のキムチを食べたことが伝えられ、話題になっている。

野口は150センチ、40キロの小柄な体格だが、ご飯2杯を軽く平らげる大食。 先月中旬から今月初めまで、海抜1800メートルのスイス・サンモリッツで李鳳柱と一緒に高地練習を消化した野口は、7月末と8月初めの2回、李鳳柱キャンプで食事の招待を受けた。

李鳳柱を指導した呉仁煥(オ・インファン)三星(サムスン)電子マラソン監督と野口のコーチである藤田信之監督は、国際大会で頻繁に会いながら、親しい関係を築いてきた。 野口は焼き肉やキムチなどが食卓を埋める韓国式料理を軽く平らげ、この食欲に驚いた李鳳柱キャンプがキムチを贈ったという。

23日(以下、日本時間)、35度の暑さの中で行われた女子マラソンが終わった後、藤田監督は現場にいた呉仁煥監督に親指を立てながら、「キムチパワー」と叫んだ。 藤田監督はまた「野口に続いて李鳳柱もオリーブ冠をかぶり、サンモリッツで築いた友情が金メダルに結ばれることを祈る」と、激励も忘れなかった。
 朝鮮日報にも同様の記事があった。けっこう話題になっているのだろうか。しかしまぁ、すげーこじつけだな。「キムチ」があったからこそ金メダルが取れた…って言いたげ。

■そういえば、テコンドー外国人選手の間でキムチが人気…ってのも紹介していた。やっぱキムチに対する誇りみたいなもんがあるのだろうか。いや、そう言えば、日本人も選手村で寿司が人気とかって誇らしげに言っていたぞ。

■となると、「キムチパワー」も韓国だけの問題じゃない。寿司が好きな選手が金メダルを取った場合、「寿司パワー」などと言い出しかねない。こりゃぁ、うかうかしていられない。


■野口に関して言えば、キムチよりもマグロなんだそうですよ…
祝勝会はマグロ三昧…大の魚好き「鋼の胃袋」(夕刊フジ)
 マラソン発祥の地で小さな女王の称号を贈られた野口の身長は公称150センチだが、実際は140センチ台。体重も40キロを切ってレースに臨んでいた。だが、野口には「鋼の胃袋」がある。なにしろ、毎日が「おさかな天国」。魚介類には目がない。中国で行っていた高地合宿では連日、「1日、エビを20尾は食べていた。通算すると1000尾は食べました」というエビ伝説をつくった。

 野口の一番のお気に入りは「マグロの赤身」。ギリシャは日本向けにマグロを輸出しており、鮮度の高い逸品が手に入ると聞き、野口からは「祝勝会で絶対、食べさせてください」と藤田監督にリクエストしていた。つまり、最初から勝つつもりでいたのだ。
 「マグロパワー」である。いや、なにも「マグロ」とか言わなくても…下手すりゃ下ネタだ。

2004年08月23日

24時間テレビ・2004年

毎年、あの番組については、感想を述べてきたが、今年はいつも以上に見てないために、大したことは書いてない。

それでも見たい方は…

オリンピック×24時間テレビ

【関連記事】
24時間テレビ 2002年
24時間テレビ 2003年

感想は「お便り」で。

あくまでも、これは私の意見です。他人に賛同を求める気はないので、「私は感動した」といった類のものはよこさないでください。

2004年08月17日

五輪日記

■オリンピックがやってるので、五輪ネタ。

■野村V3、アジア初だ/男子柔道
 天才が前人未到の3連覇を達成した。柔道男子60キロ級の決勝で野村忠宏(29=ミキハウス)がヘルギアニ(グルジア)を優勢で下し、3大会連続の金メダルを獲得した。3連覇は全競技を通じても、108年の歴史で21人目でアジアでは初となる。現役を退く決意で臨んだ大舞台で、また1つ大きな勲章を得た。

 ほんとね、まさに偉業ですよ。それでも世間的には、谷亮子の金メダルにもってかれてる。スポーツ紙の一面は谷ばかりだし、いつでも「谷亮子・2連覇」が先にくる。野村びいきの私としては、憤りを覚える。

■そのせいか、谷亮子が憎たらしく思えてくる。だいたい、何がYAWARAちゃんだよ。そこからして不満なのだ。目立つために「田村亮子で金、谷亮子でも金」などというキャッチフレーズを作ってるし、金メダルにキスをするのも絵になってない。谷には、ガリガリとかじりつく方がお似合いだ。

■ともかく、これで支持率低迷に悩む小泉さんが「国民栄誉賞」を与えようと企むんでしょうね。いわゆる「五輪サプライズ」だ。でも、さすがに、(谷亮子に対して)「痛みに耐えてよくがんばった、感動した」って使い回しはまずいよ。

■しかしまぁ、野村でも谷でも…夫婦愛とか、そういったサイドストーリーは必要なのかねぇ。これは他の競技にも共通していることだけど。感情移入できないと、盛り上がれないからだろうか?

■体操ニッポン、復活の団体金メダル。で、気になった言葉…
刈屋富士雄(NHKアナウンサー)
「伸身の新月面が描く放物線は栄光への架橋だ」

 最後の演技者、冨田洋之がフィニッシュの伸身新月面宙返りをしたときに発した言葉。タイミングもばっちり合っていた。

■これは明らかに名言を意識したお言葉ですね。各局、この場面を使うわけだしね…狙っていたのだろう。明らかにNHKテーマソング「栄光の架橋」(ゆず)を意識している(さすがにまんまだとまずいので「への」に変えている)。民放も流すわけで、こういうのはどうなんでしょうか。

■2004年流行語大賞、取るか…五輪を象徴する言葉として。となると、最大のライバルは「田村でも金、谷でも金」だ。

■五輪テーマソング、どの曲も不作なんだけど、ひどいのがテレビ朝日だ。B’zの「ARIGATO」なんだそうだが、不愉快極まりない。BGMとして流れるのだが、「ありがとう〜ありがとう〜」と念仏のように繰り返している。あれ、何とかならないもんか。

■女子ホッケーが負けているのはそら残念だけど、便乗芸能人たちがガッカリしている姿にはニヤリ。便乗芸能人の皆様、お疲れ様です。

■野球はいつまで「長嶋ジャパン」なんですか?まぁ、野球なんてどうでもいいんですけどね。

■一方、「監督」の存在感が薄いのが、「なでしこジャパン」と名付けた女子サッカーだ。初勝利をあげた時、どの局も大きく取り上げてたね。

■その際に取られるのが「二足のわらじ」アプローチだ。男子と比べて、サッカーだけでは生活ができないので、普段は別の仕事をしている。そうした選手たち生活にカメラが迫るという、どれも似通った内容。荒川選手が西友でレジを打つ姿は何度見たことか。

■日本テレビまでも、この「二足のわらじ」特集をしていたのには驚いた。だって、日テレ・ベレーザの選手も数名いるわけだが、その選手たちに「二足のわらじ」の環境にしているのは待遇が悪いからでしょ?もっと申し訳なさそうに報道してもよさそうなものだが。

2004年08月13日

渡辺恒雄・不正スカウト辞任

巨人軍の渡辺恒雄オーナーが辞任…スカウト活動問題で(読売新聞)
 読売巨人軍は13日、臨時株主総会と同取締役会を開き、ドラフト候補選手へのスカウト活動で不適切な行為があったとして、土井誠代表取締役社長、三山秀昭常務取締役球団代表、高山鋼市取締役球団副代表を解任した。

 後任の社長に桃井恒和・読売新聞東京本社総務局長を、代表に清武英利・同本社運動部長を充てる関連人事も決めた。

 また、この問題の道義的責任を取って、渡辺恒雄取締役オーナー(読売新聞グループ本社代表取締役会長・主筆)が同日辞任し、新オーナーには滝鼻卓雄・読売新聞東京本社代表取締役社長が現職のまま就いた。

 同日記者会見した滝鼻社長によると、昨年12月、ドラフト自由枠での獲得を目指していた明治大学の一場靖弘選手をめぐる情勢について、巨人軍のスカウト活動の責任者である吉田孝司編成部長から三山代表に、「他球団の攻勢が強く、獲得交渉を有利にするため対策を講じたい」との相談があった。これを受けて土井社長と三山代表が現金を渡すことを決め、吉田部長が昨年12月から今年7月までの間、数回にわたり、食事代、交通費などの名目で現金約200万円を一場選手に手渡した。

 この問題で巨人軍は13日、吉田編成部長を解任・罰俸処分にした。
 ははは…カネにものをいわせて…って印象を与えるのが、なんとも「巨人」らしい引退劇だな。一場靖弘か、覚えとこ。

■ナベツネのコメント
このような不祥事を起こしたことはきわめて遺憾であり、野球ファン、関係者の皆さまに深くおわびします。多くの関係者がプロ野球をどう発展させるかを真剣に議論している重大な時期に、球界の将来をどうするかとは別の問題であるとはいえ、ルール違反を犯した責任は重く、球団幹部を厳しく処分するよう指示しました。自らの道義的な責任も痛感しており、読売巨人軍の取締役およびオーナーを辞任しました。プロ野球の神髄がフェアなスポーツマンシップに依拠していることを巨人軍は十分承知しており、自ら公表して襟を正すこととしました。今回の事態を深く反省し、野球ファンの皆さまのご理解を得たうえで、新たな決意をもって真摯に野球の発展に力を注いでいく所存です。
 まだ詳細が伝わってこないので、何ともいえないが。これでナベツネの影響力が低下するのか?それとも、院政に移行するだけなのか?そして、これが球界再編問題にどんな影響を与えるのだろうか?

■ただ、ひとつ言えることは、わかりやすい「悪役」を失ったことであり、より意思決定の経緯がわかりにくくなるということだ。ナベツネは、記者にとってありがたい存在だったが、記事を書きやすくしてくれたヒール役はもういない。話題性も小さくなるだろうし、アンチ巨人に燃料を投下する人もいない。ナベツネが「必要悪」であったと気づく人も出てくるかもしれない。

■巨人:渡辺オーナーが辞任 スカウト交渉で金銭違反(毎日新聞)
 滝鼻オーナーの会見によると、巨人のほか数球団の獲得攻勢が激しくなった昨年暮れから、数回にわたって食事代や、交通費、小遣い、餞別として現金を渡していた。これは土井前社長、三山前代表ら球団幹部の了解のもとで行われ、球団から資金が出されていた。一場投手は全額を返金した。この問題については巨人側からコミッショナー、セ・リーグ会長にもすでに報告されている。滝鼻オーナーは一場投手の自由枠獲得を断念することを表明するともに、「本人をはじめ、両親を巻き込んで申し訳ない。明大野球部におわびするとともに、一場君に対し寛大な措置をとっていただくことを願いたい」と話した。

 渡辺オーナーが会見を欠席したことについて、滝鼻オーナーは「私の判断で、自分から説明すると申し出た。オーナーはこのことについて全く関与しておらず、知らされてもいない」と話した。
 なんで急に方向転換?良心に目覚めたってわけでもなさそうなので、どっかのマスコミにすっぱ抜かれそうになったのかな?とにかく、発表するに至った経緯を説明すべきだ。

■「一場君に対し寛大な措置をとっていただくことを願いたい」って、カネ受け取ってたんでしょ?返したって言っても、発表するってなった後なのは明白だし。少なくとも、一場投手の獲得を巨人は自粛してほしいな。それぐらいのペナルティは当然でしょ。

■「オーナーはこのことについて全く関与しておらず、知らされてもいない」…ねぇ。こんなことは当たり前すぎて、報告してないってだけじゃないの?

■まぁ、これを機に、ナベツネと一緒に他の膿も出しちゃってくださいな。


★一場靖弘(いちばやすひろ)
 昭和57年7月5日、群馬県生まれ。21歳。桐生一高から明大に進学。高校2年時の夏の甲子園で正田樹投手(現・日本ハム)の控え投手ながら全国制覇を経験。エースとなった3年時は夏の甲子園に出場も初戦敗退。大学では東京六大学の春季リーグ戦で初先発初勝利を挙げるなど1年から活躍。六大通算成績は52試合26勝15敗、防御率2.02。1メートル83、82キロ。右投げ右打ち。
 この人、どうなっちゃうんだろうね。インターネットの世界では、ずっとこの事件がついてまわるんだろうな。気の毒ではあるが。

■さて、こんな記事もあったわけだが…
完全試合の明大・一場、巨人入団が決定!(サンスポ)
 今秋ドラフト自由獲得枠の目玉、明大・一場靖弘投手(21)の巨人入団が13日、決定した。MAX154キロ右腕をめぐっては巨人、阪神、横浜が激烈な争奪戦を展開してきたが、複数のプロ野球関係者の証言によると、この日までに一場が巨人入団の意志を固めた。同日の全日本大学野球選手権2回戦の広島経大戦(神宮)では、大会史上4人目の完全試合を達成。輝く勲章を携え、東京六大学秋季リーグ戦終了後の10月下旬にも巨人入りを正式に表明する。
(略)
 「群馬出身とあって在京思考が強い上、あえて競争が激しい巨人に身を置いて、さらなるレベルアップをしたいと考えているようだ」とあるプロ関係者。他の関係者も「良くも悪くも注目度が高く、過酷なチームに飛び込む決意を固めたようだ」と証言した。

 昨年末から、巨人、阪神、横浜が熾烈な争奪戦を展開してきた。平成2年以来、連覇から遠ざかる巨人は、桑田、工藤らの高齢化が進む中、投手王国を再構築するには154キロ右腕の獲得が絶対条件とあって一場獲りに全力。阪神は明大OBの星野シニアディレクターがパイプを生かし、また横浜も元明大監督・荒井信久氏が4月にスカウト部長に就任して、獲得態勢を整えた。しかし、一場が決断したのは巨人。今後、両球団は方向転換を余儀なくされる。
 巨人に有力選手が行くのは裏金に釣られてなんだね…と思われてもしかたないよなぁ。「金さえあればいいってもんじゃない」…このジョークも、ずいぶんなつかしく思える。

2004年08月11日

ほりえもん

ライブドアが奇妙なキャンペーンをやっている…

■ファイティング!?ファインディングほりえもん
http://summer.livedoor.com/finding/
ファインディングほりえもんでファイティング!
応募者の中から抽選で1等が当たると、なんと10万円相当の商品をlivedoor デパートで購入できます。キャンペーン期間中に見つけたほりえもんの数に応じて応募口数が決まるので、たくさん見つけると当選確率もアップ!

応募方法(遊び方)
1. livedoorのサイト内に散らばるほりえもんマークを探そう。
2. ほりえもんマークを見つけたら、迷わずクリックしよう!
3. 中からほりえもんが出現したらラッキー♪当然、はずれもあるよ。
  ほりえもんレアアイテム・・・応募1口
  ゴールドほりえもん・・・応募1口
  シルバーほりえもん・・・5個を集めて応募1口
  はずれ・・・残念。でも諦めずに他のほりえもんマークも探してみてね。
4. まだlivedoorに登録していない方は、応募の際、 新規登録(無料)が必要になります。
livedoor会員でも、応募に必要な情報が不足していると応募が認められません。その場合には、追加情報登録が必要になります。

ほりえもんが隠れているページについては、キャンペーンのお知らせも合わせてご覧ください。たまに、ヒントが出ていることもありますよ。

 ほりえもん=堀江貴文(ライブドア社長)だ。しかし、いくら社長が名前を売ったからって、ここまでやるかねぇ。気持ち悪いったらない。第一、「ゴールドほりえもん」「シルバーほりえもん」って何だよ。バカもやすみやすみ言え。

■この「ファイティング」ってのは、「ファインディング」にかけているんだけど、本当のところは、プロ野球の合併問題に便乗しているだけでしょ?旧態依然としたプロ野球の体質と闘う堀江社長って感じでさ…潜在意識に働きかけて、ある種の洗脳をしているわけだ。

■事実上、閉鎖に追い込まれた「署名で書く記者の『ニュース日記』」の小池氏、こんなこと言ってたね…
さらに言えば、社長の日記をトップページにシルエット入りで紹介しているというのは、一体どういう神経だろうか。
 事態はますます奇妙な方向に向かっている。社長を「ほりえもん」などと言い出し、キャンペーンまで始めてしまった。ここまでいくと、武富士の武井保雄会長みたいだな。神格化されちゃって。いや、外部にも信者がいるという意味では、よりカルト的要素が強い。

■だいたい、この企画を立案した社員はどういう神経をしているのだろうか?そして、「ほりえもん」などとヨイショされてる堀江社長はどういう気分なのだろうか?

■担当者ブログや堀江社長の「社長日記」に「どういう神経してんだ」と題してトラックバックしてやろうかと本気で思ったが、変な奴らが釣れると面倒なのでやめておいた。


◆関連記事
ニュース日記×社長日記


【追記】8月12日 1時ごろ

■…と書いてたら、変なのがたくさん釣れた。「気持ち悪いな」と率直に表明したまでで、たいしたこと書いてないんだけどね。そんなに物議をかもすような内容か?(ボランティア精神の旺盛な方がこのサイトを熱心に「宣伝」してくれてるようだが、そこんとこを冷静に考えるべきだだろう。)いや、逆にそうであるならば、それはそれで光栄なのだが。

■一部には、きちんとコメントを返すべきものもあったが、大抵は「いかにも学生の幼稚なコメント」ってな、それこそ「幼稚なコメント」。めんどくさかったので、すべて削除させてもらった。数名の方には、もうしわけないことをした。

■「社会に出ていないから…」みたいな説教までされてんだよね。私のプロフィールで決め付けられるのはかなわんなぁ…こちとら遊ぶために大学院にいるわけじゃないんでね。「社会人」の先輩方には、もう少し大人になって、「ピースな愛のバイブスでポジティブな感じでお願いしますよ」(笑)。

■これに関する意見があるならば「お便り」をください。


【追記2】8月12日 10時ごろ

■どうやら社長日記にも当ブログのURLが報告されていたらしい。こんな弱小無名ブログの悪口も見逃さずに逐一報告ですか。おかしいやら、薄気味悪いやら…少なくとも、こういったシンパの行動が、イメージダウンにつながっていることは間違いなさそうだ。

■で、なんと、社長本人も我がブログをのぞいてくれたらしく、ブログのコメント欄で自ら言及していた。

■つまり…
「ほりえもん」などとヨイショされてる堀江社長はどういう気分なのだろうか?
…という私の疑問に対する回答と受け取ってよいと思うのだが…
 私が「ほりえもん」といわれて、それが集客や売上利益に結びつくのであれば、どんどん利用されてもかまわないと思っています。私生活は、ほぼなくなってしまいますが経営者としては仕方ないと思っています。
http://journal.seesaa.net/にあるように「持ち上げられて〜」とかありましたけど、商売の役に立たなければむしろやめてほしいですよ。正直。
 Posted by takapon_jp at 2004年08月11日 19:29
 なるほどねぇ、まぁ、こういった回答になるんでしょうね。とにかく、ご多忙の中わざわざおいでくださったのだから、感謝しておこうか。

■でも、これ以降に当サイトへの荒らし行為が始まったのは偶然の一致ですかね?誰かさんのブログが荒れた時の状況に似てるよねぇ(笑)

朝鮮中央テレビ/放映料

北に放映料払うべき?TBSテレ東合意もNHK考慮中(夕刊フジ)
  北朝鮮の「朝鮮中央テレビ」(KRT)が制作した番組を、日本のテレビ局が放送することに対し、在日本朝鮮総連合会(朝鮮総連)がKRTに放映料を払うよう要求していた問題で、TBSとテレビ東京が報道での引用以外、放映料を支払うことで合意したことが11日までに分かった。ただ、日本政府は国交のない北に「支払う必要はない」との立場を取っており、フジテレビや日本テレビは対応を検討している。

 拉致問題で急速に北朝鮮への関心が高まった結果、日本のテレビ各局は、タイの放送衛星から流されているKRTの番組を無料で受信したり、海外の通信社から購入したりして、報道番組だけでなく、ワイドショーでも盛んに放映してきた。

 そうしたなかで昨年4月、北朝鮮が著作権保護に関する「ベルヌ条約」に加盟して、朝鮮総連がKRTの代理店を設立。放映権料を支払うよう日本のテレビ局に要求していた。その結果、TBSとテレビ東京は、今年6月から「報道引用を超える場合は所定の使用料を払う」などと合意。NHKも「配慮する」と回答したとされる。

 テレビ朝日はこれまでも別のKRT代理店に映像使用料を払っていたが、フジテレビや日本テレビは対応を検討している。日本政府が「国交がない北朝鮮がベルヌ条約に加入しても著作権は保護されない」との見解だからだ。

 「テレ朝、払ってたのかよ!」というネタ。まぁ、報道機関のあり方としては正しいと思うよ。国交がないことにつけこんで、著作物を垂れ流すってのはねぇ。編集するだけで視聴率とれるなら、これほど楽なこともないけど。

■夕刊フジは「あの律動体操も見られなくなるが、わざわざ将軍様にお金を支払ってまで見たいという人も少ないだろうから問題はないのかも」と締めくくっているけど、ベルヌ条約加盟によって、打ち切りに追い込まれた『ブラックワイドショー』(日本テレビ)は、一部マニアの間では、根強い人気があったと思うのだが。

■日本テレビとテレビ朝日は、まるで北朝鮮の放送局かってぐらい流していたが、テレ朝は金払ってたのか。いったいどれくらい北に「経済支援」したんだろね。

■「北朝鮮」は、バラエティとしてのジャンルを築き上げるまでにいたったが、このままブームは終焉を迎えるのだろうか。

スイカップ古瀬絵理

■たまには芸能ネタも…と思ったが、たまたま目に付いた芸能ニュースが「古瀬絵理」だ。とてつもなくどうでもいいネタだ。このブログの振れ幅はすごい。

■スイカップ古瀬絵理TBS昼レギュラー(日刊スポーツ)
 元NHK山形の契約アナから転身した“スイカップ”ことタレント古瀬絵理(26)が、9月スタートのTBS昼の報道情報番組(タイトル未定、月〜金曜正午)にレギュラー出演することが10日、明らかになった。民放初レギュラーに「精いっぱい頑張りたい」と張り切っている。「おもいッきりテレビ」と「笑っていいとも!」の2強の前に苦戦が続く同枠だが、スイカップ効果でフレッシュな話題を集めそうだ。
 古瀬がレギュラー出演するのは、「はぴひる!」(メーン司会長嶋一茂)の後番組として、9月27日から始まる報道情報番組。この中で“本日発売”の最新情報を伝える10分ほどのコーナー「今日発」を担当する。その日に発売される雑誌、グルメ、音楽、映画などの各情報を、バラエティー豊かに紹介していく。
 高田卓哉プロデューサーは起用理由について「NHK山形での経験で、アナウンスの基礎がきちんと身についていることが大きなポイント。“スイカップ”で注目を集めた話題性ばかりでなく、視聴者に情報を伝える技術が備わっている。ターゲットである30歳以上の女性にアピールできる人材として期待している」と説明した。

 このセクハラまがいの「愛称」、ずっと付きまとう運命なんだね…イエローキャブあたりの「巨乳タレント」とは峻別されるべきだと思うんですが。「30歳以上の女性にアピールできる人材」ってんだけど、女性はこういうタレントは好まないんじゃないだろうか。不倫のダメージもあるだろうし。

■新番組は、政治・経済や流行、芸能などの情報を、生活密着型の切り口で展開する…らしい。テレ朝とかぶってない?タモリの「笑っていいとも!」(フジテレビ)、みのもんたの「おもいッきりテレビ」(日本テレビ)のおこぼれの奪い合いだね。こりゃぁ視聴率はとても期待できそうにない。もうさ、TBSはこの時間帯、ドラマの再放送とか流した方が数字とれるんじゃない?

■メインキャスターはホンジャマカの恵俊彰。サブ司会者は山田五郎、TBSの長岡杏子アナが務める…だとさ。キャストから見ても、視聴率がとれそうにないんですが…。話題作りで起用された古瀬にとっても、「数字のとれないタレント」イメージがついてしまうかもしれないね。芸能界からいなくなる日も近いかも…それを思えば、「スイカップ」と呼ばれているうちが華か。

健全な愛国心

■産経はネタにしやすいので…。もぉタイトルからしてあれですね。こういうのを見ると、日本を応援する気分が萎えるなぁ…

■産経新聞/社説「アテネ五輪 健全な愛国心を養う場に」
 アテネ五輪の開幕まであと二日となった。史上最多となる日本選手団も大半がアテネ入りし、その活躍ぶりへの期待が高まっている。だが今回のオリンピックは、そうした各国のメダル争いのほかに二つの意味で注目されている。

 一つは大会のテーマが「故郷に回帰するオリンピック」となっているように、近代五輪の第一回開催地のギリシャで開かれることである。そしてもう一つは、世界が「新しい戦争の時代」に突入したといわれる三年前の「9・11」以来、初めて行われる夏季オリンピックだということだ。

 今大会には二百二の国・地域から約一万六千人が参加する。観客も含めこれほど多くの人々が、世界中から一堂に会する機会はオリンピックをおいてほかにはない。そこで人々は、それぞれの文化や歴史の違いを認め合い、尊重し合うことの大切さを知るのである。それが、アテネで始まった近代五輪の最大の意味だろう。

 これに対し9・11事件に象徴される現代のテロリズムは、こうした文化や歴史の違いを認めないところに起因しているといえる。その意味でアテネ大会が世界からテロをなくすための、真の協調精神を養う場となることを願ってやまない。
 厳戒な警備体制を見るたびに、世界はなぜこんなに危険になってしまったのだろうと思う。テロリストの側も「(アメリカの)文化や歴史の違いを認めないところ」が気に入らない。アメリカ的な価値観の押し付け…テロリストばかりでなく、世界中がそれに辟易としている。まず産経がすべきことは、アメリカに対してその事実を教えてやることだ。
 なぜテロが起きるのか、もっと考えてみる必要があるだろう。それは「テロに屈する」ことになるのではなく、もっとも効果的なテロ対策となるはずだ。


 一方、先日中国で開かれたサッカーのアジア杯での中国人観客のような対応は、そうしたオリンピックのもつ役割に全く反するものである。日本の試合で見せたように、他国への好き嫌いの感情だけで、国旗掲揚にブーイングを行ったり、観客にモノを投げるようなことをすれば、国と国との反感や憎しみを増長するだけだからだ。

 選手たちも観客も全力をつくし、応援することはもちろんだが、相手の健闘をたたえ合うような「健全な愛国心」にあふれた大会を望みたい。
 オリンピックやアジア・カップなど国際的なスポーツ大会というのは、最高の国威発動の場なのだろう。で、それにつけこんで、「健全な愛国心」を育もう…と企んでいるらしい。醜いったらない。

■「健全な愛国心」とは何だろう。そもそも、「産経」自身の「愛国心」と産経が理想とする「健全な愛国心」とは乖離がある気がしてならない。もし、そうではないと主張するのならば、つまり、産経こそが「健全な愛国心」を実践しているというのなら、それは逆に「健全な愛国心」の危険性を表すものだ。

■ナショナリズムはそもそも排他的な要素があって、為政者にとっては、国内問題の不満を海外へとそらす都合のよい道具となる。「中国の反日教育」を批判する際に、さんざん指摘されてきたことだ。仮に「健全」なる領域にあったとしても、ふとしたきっかけで、それは危険なレベルに陥る。で、それを利用しようと、虎視眈々と狙っているのが、はからずも「民度が低い」としゃしゃり出てきた石原慎太郎のような政治家なのだろう。

■それとも、日本の民衆というのは、それを克服できるほど「民度が高い」のだろうか。私にはそう言い切る自信はない。

2004年08月09日

反日とか日中友好とか

■中国反日ネタ…これでもう終わりにするから、お許しください。

■アジア杯決勝戦、関東地区の平均視聴率32.4%(朝日新聞)
 テレビ朝日系で7日夜に放映されたサッカーのアジアカップ決勝戦(日本対中国)は、平均視聴率が関東地区で32.4%、関西地区で27.0%になったことが9日、ビデオリサーチの調査で分かった。瞬間最高視聴率は試合終了直後で、関東地区で45.8%、関西40.1%だった。

 前回日本が優勝した00年の決勝(日本対サウジアラビア、日本時間深夜)の平均視聴率は12.0%(関東地区)だった。サッカー中継としては、00年以降、02年日韓ワールドカップを除き、01年のコンフェデレーションズ杯決勝の日仏戦(37.9%)に次いで2番目に高い視聴率となった。
 テレ朝は、「反日」で煽りに煽って、日本のナショナリズム・「反中」感情を刺激し、話題作りにも成功した。テレ朝の煽り勝ちだ。
 だが、長期的には、産経新聞あたりが微笑むのだろう。「反日」とレッテルを貼られるテレ朝だが、これほどの「反日」的行為はあるまい。


■かといって、こういうのはいかがなもんだろうか?
「日本 中国下し連覇」(しんぶん赤旗)
中国側応援席からおめでとう合唱も

 試合終了のホイッスルが鳴ったときには、中国側スタンドから「残念」の思いを込めたうちわが飛び交いましたが、表彰式が始まるころには「クンシー(おめでとう)」の合唱の大歓声も起こりました。

 日本への「ブーイング戦争」が問題になった大会でしたが、決勝戦の決戦が終わってみると、やはりそこには国境を越えたスポーツの交流がありました。

 会場の電光掲示板には、「礼を持って客人に対そう」「文明的なサッカーファンになろう」という呼びかけが何度も映し出されていました。中国当局も警備に力を入れ、混乱もなく終わったのはやはりスポーツの持つ力といえます。日本の応援席にいた「母が日本人」と言うルンツェ清さん(29)は「今日の試合での中国のブーイングも、スポーツの範囲内のことで安心して見ていられました」と日本の勝利を喜んでいました。
 中国の「報道機関」が「何もなかった」と言っているが。日本共産党と中国共産党…似ているのはお名前だけじゃないみたい。
 昨日、「たいした騒ぎはおきなかったね」と書いたが、試合後には騒動が起きたらしい。まぁ、フーリガン的なものと反日感情が結びついたって感じだが。
 「日中友好」感を演出したい気持ちもわかるけど、こういったものも併記しておかないと、日中間の課題に目を背けるだけじゃないか。
 なぜ反日感情が強いのか?そして、この「厄介な隣人」とどう付き合っていくのか?
 「闘わなきゃ、現実と!」…って感じですか。


【追記 2004/08/13】
その後、この部分の記述はバッサリと削除されていた。さすがに「まずい」と思ったのだろう。

2004年08月07日

MVPセルジオ越後

■やったー!勝った!勝った! …というわけで、アジアカップ、日本が中国に勝ちましたね。MVPはもちろんセルジオ越後。三点目決まった時に「やったー!勝った!勝った!」ですもん。このプレーは秀逸でした。無邪気にはしゃいじゃって…なんか微笑ましいね。普通、解説者ってのは、いくら残り数分とはいえ、「最後まで気をゆるめてはいけませんね」とか言うでしょう。セルジオはそんな野暮なことは言わない。「勝った!」と思えば、断言する。熱すぎるぜ、セルジオ越後。

■準決勝の日本×バーレーン戦でも、「やった!やった!やった!」「すばらしい!すばらしい!すばらしい!」の連呼。今大会、もっとも目立ってました。そういえば、堀池巧のことを完全に「さん」付けするようになったね。ちょっと残念。「偉そうだ!」とか苦情でもあったのかな。

■でも、三点目入ってよかったよ。二点目の中田浩二がハンドかどうか微妙だったからね。中国人が「汚い手を使って勝った」なんて言い出しかねなかったし。


■やはり、国家の時にブーイングが起きたものの、たいした騒ぎはおきなかったね。まぁ、ワールドカップの時に、日本のわかってないファンも対戦相手の国家斉唱のときにブーイングしたわけだからね。これぐらい大目にみてやろうよ。これから国として成熟してくれば、いかに自分たちが恥ずかしいことをしてたか自覚すんじゃない?

■さて…反日ネタはもういいよ…って感じだけど、こんな見方もあるんだね…

■中国フーリガン「日本と韓国は嫌い」(中央日報)
長い間、韓国と日本のサッカーに比べて劣勢にある中国サッカーファンのコンプレックスが、韓国と日本に対する揶揄と非難、さらに相手チームへの応援、激励につながったということだ。 アジア和合の場であるアジアカップサッカー大会が、中国観衆の心の狭さで汚されている。

 これでいよいよコンプレックスが強まったわけですね。しかも、日本は主力がぬけてたし…ついでに産経も

■サッカー・アジア杯きょう日中決戦 中国、日韓に対抗心(産経新聞)
 中国サッカーファンの行儀の悪さはいまに始まったことではない。しかし今回のアジア杯での彼らの行動は尋常ではなかった。その深層心理には二つの要素がある。
 一つは二〇〇二年W杯で、日韓がともに決勝トーナメント進出を果たしたのに対し、念願の初出場を遂げた中国は予選リーグ三試合で一点も挙げられずに惨敗したことだ。当時、中国のメディアは日韓を称賛、サポーターも中国チームへの批判が圧倒的だった。
 中国が初開催国になったアジア杯は、ファンにとっても勝利を手にするチャンスであり、この心理が日本へのやじと対戦相手への一方的声援になった。その点は韓国に対しても同様だったという。中国にとって日韓が強敵であるのは確かだが、それだけでは説明はつかない。
 愛国主義教育の影響や大国意識の高揚で、日韓への過剰な対抗心と優越感が強まっているのではないか。例えば、歴史問題や尖閣諸島領有、日本近海の調査活動で、ときには威圧し、ときには一方的な行動にでる中国政府の態度にも通じている。最近の高句麗問題をめぐる中韓対立で、中国側の有無を言わせぬ対応も同様だ。

がんばれSeesaa BLOG

■興味のない人にとっては、とてつもなくどうでもいい話をする…ってか、誰も食いつかないだろうが、「備忘録」的に残しとく。

■「 livedoor BLOG 」がいつのまにかHTMLテンプレートの編集ができるようになっていたらしい。かなりショック。。。

実はここ( Seesaa BLOG )に始めるずっと前にアカウントを取得しており、正式にBLOGをやろうと思った時も、どちらにしようか迷ったわけですよ。

広告はどちらもつかないし、容量は30MBで同じ(追記:いつのまにかseesaaはテキスト無制限になっていたらしい)。機能的にもだいたい似たようなもんだった。

Seasaaにした決め手は
@トップページ以外のページに、カスタマイズの自由があった。
Alivedoorには有料サービスがある。
Bライブドアだと「livedoorチェッカーズに追加」なる項目がついてくる(こういうちょっとしたのがどうもね…でも、これも外せるようになったんだよなぁ…)。

Aに関しては若干の説明がいるだろう。有料サービスがあるということは、無料サービスとの差別化が必要となる。となれば、今後、無料サービスにおいて、容量の増大などをする見込みが小さい…と勝手に判断したのである。


■もしかすると、完全に見誤ったのかもしれない。livedoorはでしゃばり社長が名を売ったり、テレビCMをガンガン流したりしている。ギガメーラーなどサービスも充実してきた。いよいよ将来性があるじゃないか。こりゃぁ、ブログでもいいサービスが期待できるんじゃないか…そう思えてくるじゃないか。

■HTMLテンプレートの編集ができるというのは、非常に大きなメリットだ。デザインの自由がきくってのもあるけど(Seasaaの場合、「自由形式」をコンテンツ追加すればある程度は補えるし)、私にとっては、検索エンジンでより強みを発揮できるってのが大きい。たとえば、個別の記事(固定リンク/permanent link)において<title></title>にブログのタイトルが入っていることで(このブログの場合、「懐疑派BLOG ; (記事タイトル)」)スコアが落ちてしまう。あるいは、ブログではh2タグに日付が設定されている場合が多いが、日付で検索してくる人などいないわけで、これは記事タイトルにした方がマシではないだろうか?

■ってなわけで、もはや、私的には、シーサーにいる理由がなくなってきている。いったいどのような優位性を見出せるだろうか。MEMORIZEとかJUGEMからユーザーを取ってくるためにログのインポートとかしているけど、既存のユーザーにとっては、そんなことどうでもいいんだよね。小手先のことばかりやってないで、機能面でもユーザーを魅了して欲しいよ。だから、がんばってください、Seesaa BLOGさん。

■あと、「次の○件表示」ってな感じで、改ページ機能をなんとかしてもらえないだろうか。

■あぁ、そういえば、このデザイン苦情が来てんだよね。環境によってはうまく表示されないみたいで。変えなきゃなぁ…でも、Seasaaのテンプレートを使うのも芸がないし(気に入らないものばかりだし)。HTML編集ができれば、Movable Typeのテンプレートの移植がずいぶんと楽になるのにねぇ…


■BLOGの選択肢で、Movable Typeという手もあったが、無料だと広告がつくサーバーしか利用できないので、あきらめた。

■他にもいろいろためしている(私はケチなので無料は絶対条件!!)…★はあくまでも私の印象。まったく恣意的なものなので、決して参考にはしないこと!!ちなみに、シーサーとライブドアは5つってことで。

■News Handler ★★★★★
 当サイトの裏ブログ(?)が置いているところ。広告はつくけども、容量無制限なので。過去ログなんかを大量に置いてある。工夫さえすれば、検索との相性もよくなる…のかも。まだ使いたてなのでわかりません。ユーザー流出を恐れずに全記事のバックアップをとらせている太っ腹なとこが大好きです(ライブドアやシーサーにそれをする勇気があるだろうか?)。ただ、最近、サーバーが安定しない気が…。


■はてなダイアリー ★★★★
 最初に試した…「生活ノート」(もはや知っている人の方が少ないか…)を書いていた時から併用していた。まぁ、はてなアンテナを利用したついでに試してみたのがきっかけだが。キーワードによって他の日記とつながるため、一定のアクセス数は確保できる。が、逆にそれがうっとうしかったりもした。容量はどうやら無制限。ただし、自由は少なめ。SEO的にはダメっぽい。<title></title>も使えない。サブドメインじゃないから、検索用語がダブった場合、スコアで負けてるとヒットしない(…たぶん)。ヘッダー部分もうざい。

■JUGEM ★★★★(?)
 騒動をおこして信頼が失墜したけど…機能的にはかなりよさげ。容量無制限だし、広告もないし(ある人から指摘をされて気づいたのだが、これは既存ユーザーの場合に限るらしい。新規ユーザーは30MBでちっちゃい広告が入る模様)。ただ、動的生成ですよねぇ…検索との相性はどうなんでしょうか?

■blogger ★★★★
 英語のサイトだけど、それほど敷居は高くないはず。日本語にも対応している。perlやphpなどが使えなくても、blogger側からFTPによって、自分のサイトにBLOGをおけるようになる。コメントに難あり。トラックバックは他のサービスを併用することでできるようになるらしい。カテゴリー分けできない。

■excite ★★★
 広告無し。テキスト無制限。が、テンプレートがいじれないのが痛いし、自由度も低め。

■BLOCKBLOG ★★
 あまり使い込んでいない。機能的にはまずまずな感じだが、ほんとのところはよくわかんない。うえっかわにBLOCKBLOGへのリンクがいくつか付くんだけど、それがどうもいや。

■北国tv ★★
 ほぼ同上。まぁ、機能的には劣ってそう。あとIDが数字って…ダサすぎです。

■GOO ★
 自由がない。

■アルク ★
 語学学習のあれです。さっぱりでした。

■Myprofile ★
 容量が致命的。下っかわに広告らしきものがつく。

■NAVER ★
 最低最悪。「容量無制限」って以外にメリットを見出せなかった。まぁ、「アバター」とかあるし、「あいさつ掲示板」とか「足跡」とかで馴れ合うのが目的ならいいかもしれない。

■他にもいろいろ見たが、広告が目立つのは試さなかった。ってか、逆に、無料で広告無しってどういう仕組みになってんだ?といまさらながら思った。

石原都知事「中国・民度低い」

<ブーイング問題>石原都知事「民度低いからしょうがない」(毎日新聞)
 中国で開催中のサッカー・アジア杯で、中国人観客が反日感情を噴出させている問題で、東京都の石原慎太郎知事は6日の記者会見で、「民度が低いんだからしょうがないね」と不快感をあらわにした。さらに「ああいう独裁政権というものは自分を維持するためには仮想の敵を作らなくてはいけない。それが日本ということになっている」との見解を示した。
 ははは…笑えるな。お前が言うなって感じですかね。「仮想敵」を作るのはあなたのオハコでしょうが。「中国人=犯罪者DNA」発言なんて、最たるもんだ。

■「ああいうポピュリストというものは人気を維持するためには仮想の敵を作らなくてはいけない。それが中国ということになっている」と言葉を返しておきましょう。

■しかしまぁ、石原が日本の首都の都知事であり、さらには、石原総理待望論も根強いからね…日本の「民度」もほめられたもんじゃないっすよ。

■中国とかで騒動があると、すぐ石原に聞くよね…ご機嫌を伺わなきゃいけない決まりがあるのか。まぁ期待どおりのバカコメントするから記者にとっては好都合なんだろうけども。でも、だから、石原がつけあがっちゃうんだよね。都政のことだけ喋らせとけばいいじゃん。まぁ、そうなっちゃうと、「都知事」としての無能ぶりが露呈しちゃうけどね。だからこそ「仮想敵」を作ってごまかすんだが。

■それにしても、「反日サポーター」…メディアが煽りすぎた感もある。それがいい話題作りの効果となって、アジア・カップは大きな注目の的になった。これがテレビ朝日の視聴率に還元される仕組みになっているわけだ。どおりで、テレ朝は中国の「反日」に熱心なわけだ。

2004年08月06日

食料自給率と国産信仰

■<食料自給率>6年連続で40% 先進国中で最低(毎日新聞)
 農林水産省は6日、03年度の食糧自給率(カロリー換算)が6年連続で40%だったと発表した。海外の自給率は米国122%▽フランス121%▽ドイツ99%▽イタリア69%▽英国61%(いずれも01年)――などで、日本は先進国中で最低。
 日本の自給率は1960年度には79%だったが、食料輸入の増加に伴って年々低下。40%になった98年度以降は下げ止まった格好だが、上昇のきっかけはつかめていない。政府は10年度までに45%に上げることを目標にし、国内農業の国際競争力を強化するため、来春改定する農業基本計画に大規模農家の育成政策などを盛り込む。
 品目別自給率(重量換算)はコメ95%(前年度96%)▽小麦14%(13%)▽豆類6%(7%)▽野菜82%(83%)▽牛肉39%(39%)▽豚肉53%(53%)▽魚介類50%(47%)――などだった。
 食料自給率が低下している…なんてニュースが流れると、妙に悲観的なコメントが目立つけど、こういうのが日本の「国産」信仰を高めるためのキャンペーンになってんだろうね。

■「食料自給率」とくれば、なぜか筑紫哲也の顔が思い浮かぶんだよなぁ。「スローフード運動」…なんて言ってね。そりゃぁ金持ちは、多少高くても国産・地元の食物を購買できるでしょうよ。でも、貧乏人はそんなこと言ってるゆとりはないんだよね。外国のが安けりゃ、それを食う。それだけのことじゃないのか?

2004年08月05日

五輪を買う

■五輪招致の「闇」なお BBCおとり取材、買収交渉放映(朝日新聞)
 2012年夏季五輪招致を巡って、開催地を決める投票で、国際オリンピック委員会(IOC)委員の間に依然、買収体質が根強く残っていることが4日、明らかになった。同日夜、英BBCの報道番組の中で、BBCの「おとり取材」に対して買収工作に応じるIOC委員や票のとりまとめを働き掛けるエージェント(仲介人)の姿が放映されたもので、IOCも調査に乗り出すという。

 「五輪を買う」というタイトルで放映された報道番組では、ロンドンでの五輪開催によって経営拡大を目指す企業のコンサルタント会社を装った番組スタッフが4人のエージェントと接触し、さらにIOC委員との会合の隠し撮りなどが流された。エージェントの1人は、委員20人の票のとりまとめが出来ると話し、「1人当たり20万ユーロ(約2700万円)が必要だ」と買収金額を示している。別のエージェントは接触できる委員として約30人の氏名を具体的に挙げた。

 また、エージェントと同席したブルガリア・オリンピック委員会会長を務めるイワン・スラフコフ委員は、来年の開催地決定で「どこに投票するか決めていない」と話し、買収に応じる用意があることを認めている。
 いまさら「そんな…嘘だろっ!」と言っても、わざとらしくてしょうがないが…まぁ、なんともマヌケだよなぁ。こういう動きを取り締まれないものだろうか。もし、第三者機関からの作用が働かないなら、IOCの自浄作用にを期待しても無理だよ。

■この番組、見たいよ。ニュースでやんないかなぁ。「実はドッキリでした〜」とネタばれの瞬間のリアクションが見物なのだが、スラフコフ委員、エージェントともに「汚職の実態を見極めるために、(BBCの)誘いに乗るふりをしたのだ」と弁明しているらしい。「おとり」に引っかかって、いったいどんな見極めができたというのか…謎である。

■「アテネ・オリンピックを応援しています」とかCMでやってんだけど、「あぁ、金が動いてんだなぁ…」と思うだけで、個人的には、ちっとも企業イメージのアップにはなってないんだけど。

■スポーツに政治を持ち込むな…とサッカーのアジア・カップでも言われてるけど、スポーツの祭典であるオリンピックなんて、何よりも政治的であり、経済的である。アテネ五輪もいいけど、こういうことにも焦点を当ててきちんと報道して欲しいな。

没落ナショナリズム

■中国の一部愚か者のせいで、日本人の対中感情が悪化しているようで、ネット上には中国に対する醜い記述が目立つ。なぜ、同レベルにまで落ちようとするのか。笑い飛ばしてやればいいじゃないか。「醜い」と思うなら、なぜ自身の姿を正そうと思わないのだろう。やはり「偏狭なナショナリズム」が共鳴し合っているようで、いよいよたちが悪くなってきた。

■さて、別記事のコメントでもやや触れたが、保守派はご立腹だ…
読売新聞/社説[アジアカップ]「“愛国”教育が生んだ反日民族主義」
 こうした偏狭なナショナリズムは、中国政府自身が育てたものだ。

 「反日シンドローム」――。こう形容したくなる程、中国で反日感情が高まったのは、一九九〇年代半ば以降のことである。とりわけ戦後五十年の節目となった九五年、江沢民政権は、「愛国団結」を訴える「抗日戦勝キャンペーン」を大展開した。

 新聞、テレビは、旧日本軍の侵略、残虐行為を検証する報道であふれ、その後、「反日」は愛国教育の基調となる。アジアカップのスタンドを埋めたサポーターの大半は、この「愛国世代」の若者たちだ。彼らにとって反日は、「自明の理」という感覚になってしまった。

 共産党独裁政権の正統性と求心力を維持するため、江沢民指導部は、「愛国教育」を通じて日本に対する民族的反感を増幅させた。中国の若者の間で、反日が不満のはけ口になりがちなのは、体制批判が許されない中国国内の問題の反映でもあるだろう。

(略)

 江沢民・前国家主席は九八年の訪日の際、「歴史の教訓を永遠にくみ取らなければならない」と、一方的かつ執ように繰り返し、日本国内の嫌中感情に火をつける結果を招いた。

 平和の祭典オリンピックを主催することになる胡錦濤政権は、自ら育てた反日という「負の連鎖」を断ち切るよう努めるべきだ。負の連鎖が続くのは、日中双方にとって不幸なことだ。
 「他人のふり見て我がふり直せ」と言っておきましょう。「あれは愛国の“はき違え”だ」と言われても、そんな都合のよい話では到底、納得できませんよ。


■こちらはやや面白みに欠けるが…
産経新聞/社説「サッカーアジア杯 五輪開催の資格あるのか」
 中国共産主義青年団機関紙が「スポーツと政治を混同するな」と厳しく批判したものの、インターネット上には、同紙を「小日本(日本の蔑称)に味方するのか」と逆に攻撃する書き込みが殺到、済南で三日行われた準決勝でも状況は改善されなかった。

 中国は準決勝で十年間負け続けたイランを破り、決勝戦で日本と対決することになった。中国人サポーターのボルテージは上がり、ネット上には「抗日戦勝利を」「小日本撃滅」などの書き込みが乱舞している。日本政府が不測の事態を警戒し、中国側に異例の申し入れを決めたのも当然だ。

 このような事態になった背景は複雑だ。反日愛国主義教育の影響や、経済成長に伴う大国意識の広がりに加え、大卒者でも就職難という現実社会への不満が若年層に強く、日本がそのはけ口になっているとの指摘もある。

 ネットの反日書き込みを紹介するってのはメディアの常套手段なんだけど、いつも思うのは「何で日本側の書き込みは紹介しないの?」ってこと。中国に対し、どれほど悪意に満ちた書き込みがあるか紹介すればいいのに。それとも、「健全な愛国心」なるものを育成する企みが頓挫することを恐れて、あえて日本側の「偏狭なナショナリズム」を隠蔽してんのかな?自分たちだけいい子ぶりっ子すんのは好きじゃないなぁ。

■最後の一文、私が日本版を書いてみた…
 このような事態になった背景は複雑だ。「戦後民主主義」教育の反動や、バブル崩壊〜失われた10年、少子高齢社会に伴う閉塞感の広がりに加え、大卒者でも就職難という現実社会への不満が若年層に強く、中国(or韓国/北朝鮮)がそのはけ口になっているとの指摘もある。
 …2chとか引きこもりとか入れようと思ったけど、文体が崩れるので断念。社会的に排斥されている者が馴れ合って、バッシングすることで妙な連帯感を得ている…とかさ。


■読売新聞/編集手帳
日清戦争の戦後処理にあたった外交家陸奥宗光は、戦勝に酔う世論に手を焼いたらしい。国が浮揚していく時期の愛国心には用心が要ると、その著書「蹇蹇録(けんけんろく)」に記している

◆国際政治学者の高坂正堯(まさたか)氏は、かみ砕いて言う。「彼の思いを卑俗な言葉でいえば、いわば成り上がりのナショナリズムほど嫌な、恐ろしいものはないということになろう」と(新潮選書「世界史の中から考える」)

◆日本などから援助を受ける途上国でありながら、年率9%台の高度成長をつづけて経済大国への道筋が見えた中国は、いま、その時期にいるのかも知れない
あれ、高坂のこの本、ブックオフで100円で買った記憶があるのだが、見つからない…どういう文脈なのか確かめようと思ったのだが、まぁ、いいや。

■「成り上がりナショナリズム」と対比させて、日本のものを「没落ナショナリズム」と私は名づけたい(別に「衰退ナショナリズム」でも「自信喪失ナショナリズム」でもよろしいのだが)。経済成長を続ける中国への劣等感も強くなってきてますからねぇ…「没落ナショナリズム」はもっと怖いですよ。国内の難題から目を背けたい衝動に駆られますからね。「愛国心教育」なんて、現実から目を逸らさせるための餌でしょ?ほら、「愛国」「憂国」を自称するバカを見てみなよ。やつら中国とか北朝鮮とか、国外の「脅威」ばかりに吠えてますよ。ほんとに日本が「没落」しちゃってもいいわけ?


■ついでに…朝日新聞/社説「中国の『反日』――たかがサッカー、されど」
 重慶や済南での「反日」騒動には、むろん日本の中国侵略という歴史的な背景がある。とくに重慶は、日本軍機の無差別爆撃によって膨大な数の市民が犠牲となった。日本の若者たちも、この事実を知っているかいないかで、騒動への見方が変わってくるだろう。

 小泉首相の靖国参拝や尖閣問題、加えて日本人による中国での集団買春など、中国側からすれば感情をさかなでされるような出来事には事欠かない。若者に高まりつつある大国意識や江沢民時代の「愛国教育」の影響もあるだろう。

 それだけではない。重慶のような内陸部は、発展著しい沿海部と比べてはるかに貧しい。就職先のない若者も多い。不満はなかなか政府に届かない。そんなうっぷんを「反日」に託して晴らそうとした面も小さくない。

 そうであれば、スタンドの「反日」をいたずらに過大視することは賢明ではない。むしろ考えるべきは、なぜ日本が標的として使われやすいかだ。歴史の和解に魔法のつえはないが、歴史のとげを抜くことは今日の政治家の責任である。
 まぁ、朝日らしいと言えばそうなのだが、もっとガッツリ言ってほしいな。悪いのは私たちです…ってんじゃぁ、どうもねぇ。それとも、小泉首相の靖国神社参拝のせいだ!と徹底的に騒ぎ立てるべきなのか?

2004年08月03日

偏狭なナショナリズム

■アジア・カップ…今日もなんとか勝ちましたね。まぁ、それはよかったと思うものの、中国人「サポーター」のトホホぶりについて、言及しときますか。

■スポーツに政治的意識よくない=小泉首相、中国の「反日サポーター」に不快感(時事通信)
 小泉純一郎首相は3日夜、中国で開催中のサッカー・アジアカップで、中国人観衆が日本選手などに反日感情を露骨にしている問題について「スポーツは友好の祭典だから、温かく日本選手も外国選手も迎えていただきたい」と述べた。首相官邸で記者団の質問に答えた。
 首相は、自らの靖国神社参拝が原因の1つとの見方について「そういうことだけじゃないと思っている」とした上で、「スポーツにあまり政治的意識を持ち込まない方がいいのではないか」と現地の状況に不快感を示した。
 この問題について、細田博之官房長官は同日午後の記者会見で「わが国においてこのようなことがないよう国民に呼び掛けていきたい」と述べ、冷静に対応していく考えを示した。

 靖国参拝が「反日」を勢いづかせたのは間違いないわけだが。靖国神社自体はどうでもいいと思うものの、小泉首相の「個人的な信条」とやらのせいで、そうなったとすれば、どう責任を負うつもりだろうか?まぁ、それはともかく…

■さっそく自民党の保守派が「中国の反日教育のせいだ」などと息巻いており、抗議すべきだと言っている。わざわざ政治問題にしても、こういった連中の火に油を注ぐようなもんだろ。北京五輪をひかえた中国の出方を見てやろうじゃないか。

■さてやや古い記事だが…7月28日付けの産経抄
 本紙の報道だと、市民たちの「反日」は江沢民時代の「愛国教育」の裏返しだという。とすればそれは愛国のはき違えだ。真の愛国は、自国を愛することで他国への尊敬の念も養うものだからだ。国旗を大事にすることが、他国のそれへの敬意につながるのと同じである。

 ははは…鏡に映ったのが自分の姿だと気づかないらしい。自分たちの「愛国」はあんなのではない、あれは「はき違え」なのだそうだ。でも、「愛国」の行き着く先は同じだろ。なんか社会主義者が(失敗したのを見て)「あれは社会主義ではない」と言ってたのに似てる。

 ついでに、左派をチクリ…
 それにしても日本で「愛国」と聞いただけで目をむき、「偏狭なナショナリズム」を非難してきた新聞や政治家がこの件をほとんど報じず、論じないのはどうしたことだろう。

 まぁ、確かにだんまりしてんだよね。だから、はっきり言ってやればいいんだよ…「偏狭なナショナリズム」って、そして、「健全なナショナリズムなんて嘘っぱちだ!」って。

■結局、「反日的ファン」が何をもたらすのかというと、日本の反中国感情を刺激しているわけだ。で、同じように、日本側の「偏狭なナショナリズム」も仲良く増長する。それとも、これって、日中関係を悪くするためのなにかの罠か?

ハルウララ

ハルウララついに引退へ、最後の騎乗は武豊騎手(読売新聞)
 デビュー以来、112連敗中の高知競馬(高知市)の人気サラブレッド・ハルウララ(8歳牝馬)が武豊騎手の騎乗を最後に引退することが2日、わかった。

 引退レースは10月か来年3月の見込み。ハルウララは人間だと約40歳。引退後は、父が余生を過ごす北海道浦河町の乗馬体験型観光施設に引き取られる。

 武豊騎手とのコンビは3月22日に実現しており、レースの売り上げは中央競馬のメーンレース並みの約5億1000万円。

 ハルウララ出走日の入場料収入は通常の約1・5倍、馬券売り上げも約20%増となるなど効果は絶大。高知県競馬組合は昨年度、12年ぶりに約9200万円の黒字となった。


■やっと引退か。こんなに負け続けてる馬が、この高齢までレースに出てるのは、そらおかしいよ。まぁ、だんだん世間の関心もなくなってきてたからね。ここらが潮時かもよ。最後に勝つという奇跡があればいいのでしょうが、やっぱ負けるんだろう。

■いくら金ヅルとはいえ、これ以上は残酷だと急に思いとどまったのだろうか。まぁ、まだまだ乗馬体験させて、金を落としそうですけどね。

■「ひたむきに走る姿が共感を生んだ」とか耳にするんだけど、頭おかしいんじゃないの? あざとい人間たちに、走らされているだけだろ。その残酷さに同情したってなら理解するけど。

■ハルウララ・フィーバーを見るたびに、「世の中、単純な仕組みで回ってんだなぁ…」と思う。

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